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三笘薫はなぜ“ターニングポイント”に強くなったのか「今日で人生が決まると思って毎回臨むようにしています」【単独インタビュー】

ゲキサカ / 2022年6月18日 6時30分

——たとえばブライトンの選手と比較しても、持ち味を発揮すれば十分やれるんじゃないかと思うのですが。
「いやいや、全然違います。ベルギーリーグで苦労しているようでは、すぐに適応できるようなレベルではないと思います」

——その差はどのようなところにあると感じますか。
「強度と、技術と、一番は能力の違いですね。全世界からトップレベルの身体能力がある選手が来るので、その身体能力を持って戦わないといけないです。そこをまず近づけていかないといけないかなと思っています」

——フィジカル的な能力を積み上げなければならないと。
「そうですね。身体を大きくしながらキレを維持するというのは常に思っていますし、それをやっていけばおのずと攻撃面では通用してくると思います。またいろんな状況でのプレーがあるので、そのプレーの幅を広げないといけないと思いますし、そういった意味でウイングバックを経験したというのはすごく良かったと思っています」

——身体の大きさの話が出ましたが、代表合宿の時の取材対応で「身体がゴツくなったのでは?」という質問がありましたよね。それに対して「ユニフォームが小さいだけ」と答えていましたが、あれは本音ですか?
「ユニオンのユニフォームはキツキツです(笑)。小さいです、あれは」

——身体的にサイズアップしたわけではないですか。
「いえ、少しはしていますね。ただ、その時に筋トレし過ぎていたら自然と大きくなりますし、ちょっと動かないなと思ってやめたらすぐに細くなるようなタイプなので、平均的には少し大きくなっていますけど、いまよりもっとゴツい時期もあったと思います。大学の時も結構やっていましたし、プロ1年目で怪我をしている時もやっていたので。なので、大きさはいろいろと比較しないと分からないですね」

——「やめたら細くなるようなタイプ」とのことですが、その点で海外の選手とは違いを感じますか。
「そうですね。何を食っても筋力が落ちてない人を見ていると、ヤベェなと思いますね。筋力トレーニングをしていなくてもついているような選手も多いです。ただ僕は定期的にやっていかないと維持できないようなタイプなので。いまはそれも逆に良かったのかなと思っています」

——そういった身体的特徴も踏まえて、育成年代からやっておいて良かったと思う取り組み、もっとやっておけばよかった取り組みはそれぞれありますか。
「やっておいてよかったのは、小さい頃にボールタッチの感覚を身につけることと、相手を見てプレーするという癖をつけることです。サッカーはそういうスポーツなので、考える力だったり、いつも同じ技術を発揮できる能力が求められるので、それは必要だと思います。やっておけばよかったのは、僕の場合はやはりフィジカル能力をもっと向上させればよかったなと思います。食事であったり基本的なところをもっとおろそかにしないほうがよかったなと思いますし、筋トレももっとすべきだったなと思っています」

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