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【単独インタビュー】中山雄太が“準備”と“メンタル”にこだわり抜く理由「僕が正しいというわけではなく、僕のやり方が僕に一番合っている」

ゲキサカ / 2022年7月14日 7時10分

【単独インタビュー】中山雄太が“準備”と“メンタル”にこだわり抜く理由「僕が正しいというわけではなく、僕のやり方が僕に一番合っている」

 カタールW杯アジア最終予選では第3戦以降の全8試合に出場した日本代表DF中山雄太。途中出場での起用が大部分ではあったが、元来強みとしていた攻撃センスとオランダで身につけた守備の力強さをいかんなく発揮し、ベンチメンバーの中では最もレギュラーに近い存在としてあり続けてきた。

 また日々の代表活動では、その“思考法”でもインパクトを残してきた。コロナ禍によるオンライン取材が続く中、報道陣からはレギュラー奪取にかける思いを問われることが多かった印象だが、そのたびに現在の心理状態を詳細に説明し、「まだまだ僕は理想のサイドバックではない」「起きることは全ていいことも悪いことも繋がっていて意味がある」と力強い言葉を残し続けてきた。

 ゲキサカでは今回、中山の単独インタビューを実施。育成年代からこだわり抜いてきたのであろう、そうした思考法の一端を聞いた。

——まずは日本代表の6月シリーズについて振り返っていただきたいのですが、普段より長い2週間に及んだ活動をどう捉えていましたか。
「僕自身、最終戦(チュニジア戦)は出られなかったですが、それ以外の3試合には出ることができました。それぞれの試合での課題はありましたけど、中でもブラジル戦は大きかったかなと思います」

——まさにブラジル戦について聞きたいです。個人的には対人対応で強みを発揮できているように感じていました。ご自身の捉え方としてはいかがでしょうか。
「やれた部分も少なからずありましたが、もっともっとやれたなという部分がありました。オランダで得られたようなところ、たとえば相手との駆け引きなどはやれた部分はありつつも、その他はもっともっとやれたなというのを感じています。ただ、それを感じられたのはすごく大きかったと捉えていて、あれが間違いなく世界基準だと思うので、僕の中ではそれをスタンダードにしたいですし、今後にしっかりと活かさなければいけないようなものをあの試合では感じました」

——そう感じられていたのは意外でしたが、“やれなかった部分”とはたとえばどのようなところでしょうか。
「まず普通にラフィーニャにブチ抜かれてますからね(笑)。あとは相手がミスをして僕が勝ったというようなシーンがありました。もしW杯本番だったらというところでは、たぶん相手ももっとシリアスになってきますし、そういったミスもたぶんなくなってくると思うので、もっともっとやらなければいけないなというふうには思います。あの試合に向けても先を見据えていたがゆえに、『あのままではダメだな』っていうふうに思えたので、僕自身はすごくもっとやれるところがあると感じていました」

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