カタールW杯のサポーター向けコンテナハウス、トルコ・シリア大地震の被災地で再利用へ

　カタールワールドカップでサポーターに活用されていた短期宿泊用のコンテナハウスが、トルコ南部で発生した大地震の被災者に提供されるようだ。イギリス『BBC』などが伝えている。

　各国メディアによると、今月6日にトルコ南部で発生した大地震では、これまでトルコや隣国シリアで4万人以上が死亡。トルコだけでも100万人以上が住居を失い、シリアではさらに多くの被害が出ている可能性があると伝えられている。

　そうした中、政府系機関のカタール開発基金は13日、カタールW杯でサポーター用に提供されていたコンテナハウスを被災地に輸送しようとていることを公表。その数は約1万台にのぼり、復旧を待つ生存者に利用されるようだ。

　BBCによると、カタール関係者は「2022年のW杯ではもともと、一時的な宿泊施設を寄付することを計画していた」とした上で「トルコとシリアでの緊急的な必要性を考慮し、いま早急に求められている支援を提供するため、キャビンをこの地域に出荷することに決めた」と話しているという。