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責任を背負い、躍動中の新10番MF竹花龍生が決勝点。明秀日立は本気の取り組み、突出した特長構築をして“2度目”にチャレンジ

ゲキサカ / 2024年3月15日 5時53分

明秀日立高の10番MF竹花龍生は存在感のある動きを見せ、決勝点

[3.14 サニックス杯予選リーグ ニューキャッスル J U-18 0-1 明秀日立高グローバルアリーナ]

 本気の取り組み、そして特長を突出したものにすること。昨夏のインターハイ王者・明秀日立高(茨城)が2度目への挑戦をスタートしている。明秀日立は13日からサニックス杯国際ユースサッカー大会2024(福岡)に参戦中。選手権8強、九州新人大会4強の佐賀東高(佐賀)との初戦(13日)を3-1で勝利すると、ニューキャッスルジェッツU-18(オーストラリア)との第2戦(14日)も1-0で制した。昨年の全国大会上位チームや今年の九州上位チーム、また海外からの招待チームが争う大会で存在感を放っている。

 この日対戦したニューキャッスル J U-18は中央の守りが堅く、個々の身体能力も高いチームだった。明秀日立は相手の高さやルーズボールを追うスピードの速さに苦戦していたが、それでも今大会で目立つ動きを見せている10番MF竹花龍生(2年)をはじめ、前半から各選手が個性を発揮しながら好勝負を演じた。

 怪我から復帰し、CBを務めているMF阿部巧実(2年)とCB菅野一葵(2年)が的確なカバーリング。また、利き足と逆の左足キックも成長した阿部と菅野は質の高いロングフィードとビルドアップで攻撃をコントロールしていた。チームは中盤からグラウンダーで縦に入れるボール、連動した崩しにも積極的にチャレンジ。また、竹花が出力の高い動きで前進して右足シュートを打ち込み、1年生レフティーの右SH貝原利空が強気のドリブルでゴール前へ潜り込んでいた。

 押し返される時間帯もあったが、MF久保遼真と右SB廣瀬魁の両1年生を含めて各選手が球際で粘り強く対応。そして、インターハイ決勝で2得点のFW柴田健成(2年)がコンビネーションからシュートへ持ち込むなど優勢に試合を進める。

 そして、後半10分、阿部の好フィードから竹花が1タッチでDFのマークを剥がして右足でゴール。竹花は「良い抜け出しができて、 ファーストタッチで結構相手が見えていて。2タッチ目で打てる位置に置こうっていうのでファーストタッチ上手く決まって、ディフレクションはありましたけど、良いゴールだったかなと思います」と微笑んだ。

 竹花は昨年のインターハイ準々決勝で決勝点。選手権でも切り札としての役割を担っていた。萬場努監督はその竹花と1対1で話す機会を作り、「新チームになって、ちょっとバランス取ろうとするっていうようなシーンがあったので、『決めるとか、外すとかっていう責任を背負って欲しい』」と求めたという。すると、仙台ユースとの練習試合では個の力でこじ開けて1得点。サニックスカップでは2試合連続で得点を決めている。

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