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U-23日本代表・新戦力の大型SB関根大輝がアピール成功! 先制の場面は「恵允くんに取られた」

ゲキサカ / 2024年4月1日 7時11分

DF関根大輝

[3.25 国際親善試合 U-23日本 2-0 U-23ウクライナ ミクスタ]

 相手ボールの時はサイドの守備で起点を作らせない高さを発揮し、マイボール時には細かな立ち位置の修正でスムーズなビルドアップに貢献した。右SBとしてフル出場したDF関根大輝(柏)が攻守両面で猛烈にアピール。4月のパリ五輪最終予選メンバー入りへ一歩前進した。

 手応えを感じたこととして最初に挙げたのは、U-23マリ代表戦で課題となったビルドアップへの関与だ。

「ボールの動かし方の所で自分が落ちて3枚にするとか、ボランチの選手が落ちて3枚にするとか、どこかでフリーを作るということをチームで話した。ボールの動かしをよくするためにポジション取りを意識してプレーした」

 身長187センチのサイズを活かし、本領を発揮したのは空中戦。1対1となる場面でことごとく空中戦を制し、サイドで起点を作ろうとするU-23ウクライナ代表の狙いを阻んだ。

 セットプレーでも高さを活かした。後半3分、日本が得た右CKのチャンスでMF荒木遼太郎が右足でクロスを送ると、ニアサイドの関根がヘディングシュート。惜しくもファーサイドのクロスバーに当たったが、ゴールラインすれすれのところへ跳ねて落ちたきたところをMF佐藤恵允が「顔」で押し込んだ。「先制点、入ったと思ったんですけど、ちょっとツイていなかった。恵允くんに獲られました」と笑った。

 拓殖大3年に在学中だった昨年10月、杭州アジア大会に出たU-22日本代表のメンバー入りを果たし、銀メダルに貢献。今年1月、25年に加入予定だった柏に1年前倒しで加入することを決めた。目指すのはパリ五輪だ。

「今回は常連組に入って、何か残さないと生き残っていけないと、強い気持ちで試合に臨んだ。アピールポイントはこのサイズでサイドバックということ。空中戦の部分もそうだし、内外のレーンをうまく使いながらサイドハーフの選手とコミュニケーションを取りながらプレーできたかなと思う」。チームも2-0で勝利し、言葉が自然と弾んだ。

 今回は26人が呼ばれたが4月のアジア最終予選は23人に絞られる。「当落線上にいると自覚している」と言いながらも、「細かいミスや、中に運んでいって引っかけたミスもあったが、ポジティブなチャレンジからのミスだったので良いアピールが出来たかなと思う」と語る様子には手応えを感じている様子が見える。

 この後は柏に戻ってさらにアピールを続けていくだけ。「アジア予選までの期間に(J1で)2、3試合あると思う。そこでアシストやゴールという結果を残すことでまた呼んで貰えることにつながる。ここからが勝負になる」と力強く前を向いていた。

(取材・文 矢内由美子)
●AFC U23アジアカップ2024(パリ五輪アジア最終予選)特集ページ

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