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何かをやってくれそうな秋田育ちの新司令塔候補。鳥栖U-18MF大貫天太郎が高い技術でチームにもたらすカラフルな彩り

ゲキサカ / 2024年4月2日 23時10分

サガン鳥栖U-18の司令塔候補、MF大貫天太郎(2年=JFAアカデミー福島U-15出身)

[3.14 サニックス杯 鳥栖U-18 0-1 飯塚高 グローバルアリーナ]

 ピッチに立つ姿からは、何かをやってくれそうな雰囲気が漂う。このチームの中で、他の選手とは違う強みを見せるだけのポテンシャルは、しっかりと持ち合わせている。今はそれをより良い形で、最大限に発揮するための努力を積み重ねている真っ只中だ。

「チームとしてはプレミアリーグでより良い順位を獲るという目標の中で、もちろん優勝は狙っていますし、個人としてはしっかりレギュラーを取りたいです。チームの勝利のためにできることを少しずつ増やしていって、チームの成長も自分の成長も考えながら、常に成長したいと思っています」。

 サガン鳥栖U-18(佐賀)の中盤で台頭しつつある、秋田育ちの新・司令塔候補。MF大貫天太郎(2年=JFAアカデミー福島U-15出身)のしなやかなプレースタイルは、間違いなくこのグループにカラフルな彩りを加えていく。


 飯塚高(福岡)と対峙した『サニックス杯国際ユースサッカー大会2024(福岡)』の2日目。「攻撃のところはアイデアもテクニックもあって面白いです。ウチにはなかなかいないタイプですね」とチームを率いる田中智宗監督も言及する大貫は、後半開始からボランチの位置へと投入される。

 足首のケガで1か月近く離脱していたそうだが、本人も「ケガ明けで試合勘がちょっとなくなっているんじゃないかと心配だったんですけど、思ったよりやれる感じはありました」と振り返ったように、中盤の位置でボールを引き出し、丁寧にゲームのリズムを作っていく。

 特徴的なのは柔らかいボールタッチ。「自分は攻撃のところで違いを作れる選手だと思っていて、そこは自分の武器でもありますし、ボールを持ってからのアイデアや攻撃のテンポを作ることはできることがあると思うので、そういうところは意識していますね」。相手の厳しいプレッシャーの中でも、常に“刺しどころ”を窺って眼を光らせる。

 セットプレーのキッカーも任されるなど、正確なキックも評価されている部分。この日も何度か際どいボールを蹴り入れていたものの、「直接ゴールを狙うところはまだ完成できていないので、そこはもっと練習していきたいと思います」とさらなる成長への意欲を滲ませる。


 2年生だった昨シーズンはプレミアリーグ3試合に出場。アウェイの静岡学園高(静岡)戦とホームの大津高(熊本)戦、高体連の強豪と激突した2試合でスタメン起用されたが、自身の中では大きな手応えを得るまでには至らなかったという。

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