1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

日本代表強化、女子W杯招致、商業的価値の向上…JFA宮本恒靖新会長が目指すその先のサッカー界「もっと広い価値観をみんなで作っていけたら」

ゲキサカ / 2024年5月23日 7時42分

——代表強化の他には「日本サッカーの商業的な価値を高めていかないといけない」というテーマもありました。現状どのような点を変えていこうとしているのでしょうか。
「まずパートナーシップに関しては23年度に新しい枠組みで始まった契約もあるので、まずはしっかり軌道に乗せてパートナーに価値を還元していかなければなりません。もっといろいろな方にご支援いただけるような方法はないかということも同時に模索していきたいと思っています。大前提にサッカーという競技をよりたくさんの人にプレーしてもらい、レベルを上げていくことが結果的に商業的な価値が高まっていくことにもつながると思います。各地域でサッカーを普及させたり、強化したりしていくためには 47都道府県サッカー協会の皆さんといろいろな取り組みが必要で、そうした活動をしていくためにはお金も必要になります。現在のJFAの年間予算は200億円規模ですが、これから250億、300億の規模に増やすことができると、より社会や地域にも還元することができるようになります。地域で施策を打っていくことでサッカー全体の発展、繁栄につなげていきたいと思っています」

——商業的価値を高めていくという点において、「公益財団法人」であることが一つのハードルになると聞きます。年間の利益率に制限があったり、公益目的事業での収益比率が50%に制限されていたりするようですが、具体的にボトルネックはあるのでしょうか。
「現状そこまでは感じていないですね。ただ、いろいろなことにトライすべきだと考えています。また地域性に関しても日本だけでやるのではなく、アジアにも広げていきたいと思っています」

——アジア戦略も視野に入っているんですね。たしかに今年1〜2月のAFCアジアカップでは日本代表を応援する海外のサポーターの姿も目立っていて、アジア圏内における日本サッカーの価値の一端を感じました。
「まさにそういった日本代表のブランドはあると思っています。またそういったアジアのファン・サポーターに向けての取り組みに加えて、それをうまくビジネスにつなげることができるのかどうかも戦略的に考えないといけないですね。まだ構想段階なので細かくは言えませんが、海外マーケットに出て行きたい日本の企業や海外にベースのある企業にも話をしていくことで、日本代表の価値、ブランドをより強く感じてもらえるようにしていきたいです」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください