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流経大柏を立て直したDF佐藤夢真、たどり着いた選手権決勝で“敵討ち”へ「その試合を見て流経に行きたいと思った」

ゲキサカ / 2025年1月11日 21時20分

DF佐藤夢真

[1.11 選手権準決勝 流通経済大柏高 1-0 東海大相模高 国立]

 腕章を巻く流通経済大柏高(千葉)のDF佐藤夢真(3年)は「日本一になるために色々なものを犠牲にしてやってきたので、その思いをぶつけて日本一を取りたい」と決勝に向けて意気込んだ。

 流通経済大柏は今季のプレミアリーグEASTで開幕7戦無敗と好スタートを切って高校総体(インターハイ)千葉県予選に臨んだが、6月18日の県予選決勝で市立船橋高に敗れると以降のリーグ5試合は1勝1分3敗と低迷。佐藤は「チームはインハイの負けがメンタル的に結構引きずっているなと感じていた」といい、ダブルキャプテン制のもと共に主将を務めるDF奈須琉世(3年)とチームの立て直しを図った。

「まずは自分たちが周りの雰囲気に流されないで、明るく振る舞うことが一番大切だと思った。そこは強がりじゃないですけど、無理してみんなの前で良い顔をして『大丈夫、大丈夫』と良い声かけをしていました」

 またチームはトーナメントで勝てていないことを踏まえ、夏に様々なトーナメント方式の大会に参加。一発勝負の経験を積み重ねながらシーズンを過ごすと、2018年以来となる4位でリーグを終えた勢いそのまま、3年ぶりに全国高校サッカー選手権の舞台に帰ってきた。

 11日の準決勝では東海大相模高(神奈川)の勢いに押し込まれる時間帯もあったが、「結局崩されても最後にボールが来るのは自分たちのところなので、そこさえ抑えられたらいいかなと思っていました」(佐藤)。勝敗にこだわる中でPK戦への自信も深めていたといい、1点リードで突入した終盤についても「1-1で最後に追いつかれたとしても(PK戦に自信があるので)慌てない試合運びができる自信がある」ときっぱり。堂々と90分間を戦い、クリーンシートで決勝進出を果たした。

 決勝の相手は同じプレミアEASTの前橋育英高(群馬)。流経大柏にとっては7大会前に決勝で敗れた相手との再戦になる。当時11歳だった佐藤にとっても「その試合を見て流経(大柏)に行きたいと思った」という忘れられない試合。この試合は0-1で敗れたものの、DF関川郁万を中心とした体を張る守備陣に憧れを抱いた。

 7年越しのリベンジマッチもタフな試合になることは必至だ。佐藤は「自分たちのプレスと相手のビルドアップで良い勝負になると思う」と展望しながら、球際にこだわる姿勢を示して「悔しい姿をした先輩を見たので、その先輩たちの敵を取りたい」と力を込めた。

(取材・文 加藤直岐)
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