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“代役”ボランチで攻守に奮闘、東福岡4強進出のキーマン佐藤宏耀「自分が圭史の分も」

ゲキサカ / 2025年1月11日 21時27分

前半に右手を踏まれて負傷しながらもテーピングを巻いてフル出場したMF佐藤宏耀

[1.11 選手権準決勝 東福岡高 1-3 前橋育英高 国立]

 前半は前橋育英高にシュートを打たせない試合運びをみせていた。さらに前半11分の先制点でリードを奪う展開。しかし後半に今大会無失点の自慢の守備陣が崩れて3失点。優勝した2015年度以来の準決勝、国立競技場では伝説となっている大雪の中で行われた1998年度大会決勝以来となる戦いに挑んでいた東福岡高(福岡)だが、4強での敗退が決まった。

 ボランチで奮闘した。今大会は攻守の要であるMF大谷圭史(3年)が負傷欠場。本来は2列目を担当しているMF佐藤宏耀(3年)がボランチに下がってプレーしていた。「圭史が今までやっていた分、自分が入って。自分が圭史の分もやらないといけないと思ってやっていました」。チームの舵取り役としての自覚を十分にして大会に臨んでいた。

 東福岡は1回戦の尚志高戦を0-0からのPK戦で勝ち上がると、2回戦の正智深谷戦は2-0、3回戦の阪南大高戦は1-0、準々決勝の静岡学園高戦は0-0からのPK戦勝利と、攻守のバランス、特に守備の安定感がチームに好成績をもたらしていた。その中で佐藤はキーマンの一人になっていた。平岡道浩監督も「佐藤宏耀を中心にサイドチェンジをやりながら、サイド攻撃のプランニングをしていた」と信頼を置いていたことを明かす。

 悔しさの中に手ごたえを感じながら次のステージへ。卒業後は大阪体育大に進む。「ベスト4まで来たと言っても結局優勝できていないので。ただ悔しいですけど、ベスト4までボランチでやってこれたのは大きな成果だと思います」。主将DF柴田陽仁(京都産業大進学予定)らも進む関西学生リーグから、再び全国の舞台に立つ日を目指す。 

(取材・文 児玉幸洋)
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