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初出場・東海大相模の快進撃を始め、主将として支えたMF長井隆之介「ベスト4まで来れて悔いはない」

ゲキサカ / 2025年1月11日 22時44分

MF長井隆之介(3年)が3位の表彰状を受け取る

[1.11 選手権準決勝 流通経済大柏高 1-0 東海大相模高 国立]

 東海大相模高(神奈川)の快進撃は準決勝で幕を下ろした。主将としてチームを支え、東海大相模の選手権第1号ゴールも記録したMF長井隆之介(3年)は試合後、「ベスト4まで来れて悔いはない」と率直な想いを語った。

 初出場ながら4強入りを果たした神奈川県1部の東海大相模は、準決勝でプレミアリーグEASTの流通経済大柏高(千葉)と激突。カテゴリー差のある相手との一戦になったが、持ち前のパスサッカーとサイド攻撃から決定機を作るなど激戦区・神奈川を勝ち上がってきただけの実力を示した。ただ結果はPKの1点に泣き、0-1で敗戦。長井は「シュートまで行く回数がちょっと少なかったので、思い切ってシュートを打つのは大事だった」と振り返った。

 長井は有馬信二監督からも太鼓判を押されるサッカーIQの高さでキーマンとなり、今大会の初戦ではチームの1点目を記録。アシストしたDF佐藤碧(3年)は試合後に「キャプテンが決めたことによってチームの士気も上がる」と話していたが、そのエネルギーは1試合にとどまらず快進撃を支える大きな力になったのかもしれない。

 ただ長井自身は「明秀(日立高)さん、流経さんと(相手のカテゴリーが)上にいけばいくほど自分も慣れて良くはなりましたけど、もっと自分が良ければ点に繋がっていたし申し訳ないです」と責任を背負う。そこには主将として決勝に導けなかった悔しさもある様子。試合後には「毎日会っていた仲間とサッカーができないと思うとめちゃくちゃ悲しくなったし、出ていないメンバーとかにも申し訳ない気持ち」が涙として表れた。

 もっとも指揮官は長井を主将に任命して「正解だった」と穏やかな表情で話していた。「本来そんなに喋ることはないと思うんですが、結構ゲームの中で苦しいときにも叱咤激励をして、周りの選手を動かしているのは随所に見られた」(有馬監督)。長井の貢献度はチームメイトの誰もが認めているはずだ。

 反省も口にした長井だが、高校生活の最後に全国4強を果たしたことは何ものにも代え難い財産になった。

「東海大相模のサッカーをこのベスト4という舞台で見せられてすごい嬉しかったです。自分が1年、2年のときは県予選のベスト16で終わっていた。だからこそ自分たちの代で(全国に)出してやりたいという気持ちは強くなったし、こうやってベスト4まで来れて悔いはないですね」(長井)

 来年度からは関東大学リーグ1部昇格組の日本体育大でサッカーを続けていく。国立競技場でのプレーを経験した司令塔は「上手くなるというのを忘れずに大学でも続けて強くなりたいです」と決意し、次の舞台へと向かった。

(取材・文 加藤直岐)
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