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【単独インタビュー】異国でのリハビリ生活乗り越えた川村拓夢、CLデビューへの奮闘劇「実はもともと極度の潔癖症で…」

ゲキサカ / 2025年2月5日 19時0分

——日本とは文化の違いもあると思いますが、どういったアプローチでメンタル的なケアを受けていたんでしょうか。
「チームに心理学者やメンタルトレーナーの方がいるので、そういった人たちと話しながらですね。あとはレッドブルの施設(※)でリハビリをしていたので、そういったところでいろんなアスリートの人たちと一緒にリハビリできたのはすごく大きいモチベーションになりました」
(※)オーストリア・タルガウにあるレッドブル・アスリート・パフォーマンス・センター

——なかなかできない経験ですね。
「(ドイツ・ブンデスリーガの)ライプツィヒの選手もいましたし、レッドブルグループの他の競技の選手もたくさんいて、僕よりもっと深刻なケガをしている人たちも弱音を吐かず、朝から夕方までとにかくひたむきにやっている姿というのは、自然と僕も下を向いちゃいけないなという気持ちになりましたし、彼らと一緒の空間でリハビリをできたのはすごく大きかったなと思います」

——日本でサッカーをしていると、他競技の選手と出会う機会はそうそうないですよね。
「本当にそうですね。他のトップアスリートの方々の姿勢、ケガをした時の姿勢を見られたのはすごく大きかったです。彼らはリハビリをしている時にも、常にカメラを持って撮影してる人たちが周りにいて、僕は存じ上げない方だったんですが、きっとすごく有名な方々なんだろうなと思っていました」

——リハビリにも密着クルーがつくくらいの。
「それも3、4人くらいの方に常に密着されていました(笑)」

——それは刺激的な空間ですね(笑)
「日本では絶対にできなかった経験だなと思いました」

——ちなみにそうした異国のコミュニティに入っていくのはどのような気持ちでしたか。イチから新しい環境に飛び込むのはすごく久しぶりだと思いますが。
「やっぱり言語も文化もすべて違うという中で、選手としてもそうですけど、人としても新しいものを見たい思いが強くあったので、そこはすごく良かったですね。もちろん食事も全く違いましたし、日本の良さをあらためて再認識するといいますか、逆に受け入れるのに時間がかかることもあったんですが、今では『そういったものもあるんだ』というくらいで過ごせるようになってきていて、本当に大きくなったなって自分でも思いますね」

——広島の方と話していると「拓夢は自分から輪に入り込みに行けているんだろうか」という声もありました(笑)
「そこは行ったら変わりますね。ザルツブルクは若い選手が多いので、ノリも若くて(笑)。そういった意味ではすごく楽しいですよ。みんな日本語で話しかけてきてくれたりもして。たしかに広島の時から僕のことを知っている方は『大丈夫なんかな』と思っている気がしますが、それなりに適応してやっています(笑)」

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