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【単独インタビュー】異国でのリハビリ生活乗り越えた川村拓夢、CLデビューへの奮闘劇「実はもともと極度の潔癖症で…」

ゲキサカ / 2025年2月5日 19時0分

——どこで殻を破った感覚がありましたか。
「これはもう初日ですね。アイスバスがあって……」

——ザルツブルクの公式Xで見ました。
「僕、実はもともと極度の潔癖症だったんですけど、チームのルールで(アイスバスに)一緒に入らないといけなくて、あそこでもう全てがどうでも良くなりました(笑)。あれがもうターニングポイントです。もう本当に何にも気にならなくなりました。あれで潔癖症も治りましたし(笑)。見ました?プールの中。いろんなものが浮いてて、最初はマジかって思ったんですけど、入ったらもうどうでもいいやって(笑)」

——あの写真は衝撃でした(笑)。
「あとは最初に歌を歌わされたりもありましたし……」

——何を歌ったんですか?
「僕、桑田佳祐歌いました」

——珍しいチョイスですね。
「普通はアニメですよね。でもなぜか僕は桑田佳祐を歌って、全然盛り上がらないっていう(笑)」

——バラードですか?
「バラードです。『明日晴れるかな』って曲で」

——いい曲ですね(笑)
「たまたま聴いていた音楽を流していて、『なんか歌ってよ』って言われたんで、そのまま歌いました」

——でも逆にノリノリでやるより、実直なキャラクターは伝わったんじゃないですか。
「だったらいいんですけど(笑)」

——いまどんなふうに馴染んでいますか?
「英語は他の選手の言葉とか挨拶を応用してコミュニケーション取っているんですが、僕はフィールドプレーヤーで年齢が上から2番目なんですよ。でも年上とか年下とか向こうの選手はないじゃないですか。だから意外にかわいがってもらってる感じですね。19歳とか20歳の選手から肩組まれたりして(笑)」

——それは広島の方々も安心していると思います(笑)。ここからはピッチ内の話を聞かせてください。リハビリから練習に入っていくにあたって、どのようなことを意識して過ごしていましたか。
「まず試合は常に自分に置き換えて見ていましたね。チームが勝てない時期が続いていたので、僕自身も25歳という年齢で、他の選手よりも即戦力として求められていると思いますし、すぐにフィットできるようにとにかく自分に置き換えて見ていました。練習に入ってからは、やれるなという感覚がありましたし、ケガをして出遅れてしまったぶん、個人としての結果もそうですけど、チームの結果もうまくいくようにというのを考えていました」

——試合は昨年12月4日のリーグ戦からの復帰でしたが、初めてピッチに立った時はどんな感情でしたか。
「すごく楽しかったですし、約10分間という中で次にいつ来るか分からないチャンスを絶対に掴みたいという思いでした。(当時の)監督からも『あとは体力だけだな!』って言ってもらえて、そこは評価してもらえたのかなと思いました」

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