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ロッテ佐々木朗希 2試合連続「あえて160キロ未満」でハッキリしたメジャー挑戦の野望

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年4月15日 11時10分

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2勝目を挙げて声援に応える佐々木朗希(C)共同通信社

「打線に助けられて、長いイニングを投げられて良かったです。ランナーをためないよう、テンポ良く投げようと思った」

 14日の楽天戦で7回を3安打2失点(自責1)に抑え、今季2勝目を挙げた佐々木朗希(22=ロッテ)がこう言った。

 この日は106球を投げ、最速は159キロ。自己最多の111球を投げた7日のオリックス戦に続いて速球は160キロに満たなかったものの、「朗希はあえて出力を落として投げている。長いイニングを投げられたのは、打線に助けられたからじゃない」と、ア・リーグのスカウトがこう続ける。

「投げようと思えばコンスタントに160キロを投げられるが、まだ160キロ超の球速に耐えられる体ではないのか、意識して球速を抑えている。だからこそ100球を超えて長いイニングを投げることもできるのです。実際、球速が160キロに満たなくても、抑えられるわけですから。朗希は年間通じてローテを守った経験がないだけに、それが可能だということをメジャーにアピールする必要がある。でなければいくら能力が高くても、メジャーで先発として計算してもらえる保証はありませんから。今季から新たに、タテに変化するスライダーを投げ始めたのも、投球のバリエーションを増やすためでしょうね」

 早ければ今オフともいわれるメジャー挑戦を見据えて、着々と準備を進めているのだろう。(つづく)

  ◇  ◇  ◇

 そんな佐々木と相思相愛といわれるドジャースに対し、他の29球団が怒り心頭だという。

関連記事【続きを読む】…では、他29球団によるドジャース包囲網や、ドジャースの過去のタンパリング(事前交渉)疑惑、水面下で繰り広げられる佐々木争奪戦の様相などについて詳しく報じている。

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