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【カンボジア】体操を広める活動「ワッティー&インディー」をテレビ放映ーJICAカンボジア事務所

Global News Asia / 2015年6月27日 12時0分

「ワッティー&インディー」(JICA提供)

 2015年6月27日、JICAカンボジア事務所が発行する「カンボジアだよりNo46」に、クメール体操、「ワッティー&インディー」で全国デビュー、JICA×NGO×民間企業がコラボについての記事が掲載された。

 今年は、初めて東京・代々木公園でカンボジアフェスティバルが開催された。会場では、マスコット人形「アンコール・ワッティー(カンボジア名Sok)」の販売も行われ、多くの来場者が、誕生した経緯などに聞き入っていた。

 記事は、アンコールワットをモデルにした「アンコール・ワッティー(カンボジア名Sok)」と、インディペンデンス・モニュメント(独立記念塔)をモデルにした「インディー・ペンデント(カンボジア名San)」。ちょっと不気味でどこか愛嬌のある「キモかわいい」2人のキャラが、仲間とともにクメール体操を披露します。

 この動画、JICAの草の根技術協力事業がきっかけとなって生まれました。もうすぐ、国営放送TVKで毎朝、放映される予定です。

 この事業は、岡山の認定特定非営利活動法人「ハート・オブ・ゴールド(HG)」が草の根技術協力事業として2006年から3フェーズにわたって実施する「小学校体育教育振興プロジェクト」です。まだ浸透していない体育の授業を小学校に普及させようと、体育の指導要領や指導書を作成し、指導員を養成してきました。HGの東南アジア事務所長・西山直樹さんによると、指導書は昨年1月に認定を受け、各地の小学校に配布が始まりました。今年は全国に配布される予定です。

 その指導書の中にリズム体操として盛り込まれたのが、クメール体操です。起源はよくわかりませんが、フランス統治時代から伝わっているという体操で、指導書には19の動きが抜粋されました。ところが、リズム体操といいながらも音楽はなく、なんとも動きにくい。指導員の研修では、休憩中に教育・青年・スポーツ省の担当官と共に「ガンナム・スタイル」など好きな曲で体操する等少しずつ音楽への意識を持たせました。

 「みんなが一緒にリズムを刻めて、楽しい体操にできないか」。HGの西山さんは、以前から教育コンテンツの放送に関心を寄せていた国営放送のJICAシニアボランティア金廣純子さん(当時)、アニメなどを制作するプノンペン在住のアートクリエイター中村英誉さん(JC Enter-Media代表)に相談。キャラクターによるアニメ化に取り組み、いずれは国営放送で流すことを計画しました。

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