【タイ】邦人殺害で、再考する注意したいタイ人の気質
Global News Asia / 2015年10月14日 11時0分
2015年10月14日、地元メディアなどによると、タイ中部アントーン県で日本人男性(83才)が殺害され、タイ人妻の弟と連絡が取れなくなっていると報じられた。
事件の詳しい背後関係などは、明らかにされていないが、一見おだやかに見えるタイ人が、時に起こすこうした凶悪事件について、日本人が気をつけるべき点を改めて見直してみる。
今回の事件については、まだ警察の捜査も始まったばかりで背後関係などは一切不明なので、具体的な考察は避けるが、タイ人が巻き起こすこうした凶悪犯罪には、ある程度の注意を払えば避けられるものも少なくない。
まず、よく言われる事だが、タイ人を叱るときは些細な事でも、決して人前で叱ってはいけない。
タイ人は非常にプライドが高く、少しでもそれが傷つけられたと思うと逆恨みをする事が多い。そのため、日本的な感覚で、失敗を人前で指摘するなどして、後に逆恨みを受けたという事例は、タイで働く人の間では、よくある話しとして昔から聞かれる。
そして、日頃からバカにするような素振りはもってのほかだ。日本語でつぶやいたとしても、ニュアンスはわかってしまうもの。思っていても、表情に出すのも、充分に気をつけるべきだろう。
また、こうしたいさかいがなくても、お金が絡むと例え善良なタイ人でも、人がかわることもある。例えば、夫婦間では信頼も置ける間であっても、その親類縁者や友人は全く別。羨望や妬みも入って、事あるごとにお金を無心されることにもある。そのため、例えお金を持っていても、常日頃は無いフリをするべきだろう。以前もあったように、お金目的の知人からそそのかされて殺人に至ってしまった事件もある。
日本人は自分たちを裕福とは思っていないかもしれないが、タイ人から見れば日本人イコールお金持ちというステレオタイプはまだまだ多い。まして言葉も完璧に通じていない間柄で自らの安全を考えるなら、お金は持っている素振りは控える事をお勧めする。
また、タイ語がわからず、さらにタイの文化風習を理解しようともしないままに、相手を蔑んだ言動をとる日本人はまだまだ多い。異国に暮らす上で、そうした差別的な意識を持っていると、言葉が通じなくともわかってしまうものだ。
元来、タイ人はいさかいごとが嫌いであるし、外国人とのもめ事も避けようとする。以前にもひったくり犯が捕まった時に「外国人だとわかっていたら、やってなかった」と供述したこともある。
もしも、タイ人との間でもめ事になってしまっても、笑顔を絶やさずに寛大な態度を通すこと。そしてお金で解決することも念頭におくべきだろう。日本ではこうだ。などと変に意固地になることが事態を悪化させることになるのだ。
【執筆 : そむちゃい吉田】
この記事に関連するニュース
-
“歌舞伎界のスターと家族4人”が殺害された凶悪事件…事件から77年後「食べ物の恨み」による犯行説が「警察とメディアのでっち上げ」とわかったワケ(1946年の事件)
文春オンライン / 2024年12月8日 17時30分
-
なぜ外国人労働者は犯罪を犯すのか?「ベトナム人を指導して気づいたこと」が話題「日本政府は肝心なことをわかってない」
まいどなニュース / 2024年11月28日 6時55分
-
価格高騰の「金」取引装う窃盗被害相次ぐ 外国人暗躍、現場で代金すり替え持ち去り
産経ニュース / 2024年11月27日 11時0分
-
「働く外国人」職場でモヤッとした時の付き合い方 舌打ちするベトナム人を叱ってはいけない理由
東洋経済オンライン / 2024年11月16日 16時0分
-
訂正(13日配信記事)-中国・珠海の車暴走事件、当局が現場の献花など撤去 取材も制限
ロイター / 2024年11月14日 16時37分
ランキング
-
1ウクライナとの戦争で目標達成間近、ロシア情報機関トップが表明
ロイター / 2024年12月10日 19時19分
-
2ノーベル賞委員会の委員長、被団協への平和賞授与は「現実的」な決断…「『核なき世界』をあきらめてはいけない」
読売新聞 / 2024年12月10日 18時10分
-
3韓国・大統領退陣要求デモに「若い女性がたくさんいる。男性も参加を」…韓国・大学教授の発言に批判殺到
KOREA WAVE / 2024年12月10日 15時23分
-
4シリアでアサド政権崩壊、イスラエル軍が首都近郊まで進軍との報道…混乱に乗じて侵攻の可能性
読売新聞 / 2024年12月10日 20時31分
-
5イスラエルからゴラン高原の非武装地帯に進軍の通告 国連「停戦協定違反」
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年12月10日 19時22分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください