1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. アジア

【ミャンマー】ヤンゴン証取でオンライントレード開始 活性化の切り札なるか

Global News Asia / 2017年12月29日 9時15分

株の取引アプリを紹介するAYAトラスト証券の女性社員(撮影:北角裕樹)

 2017年12月27日、日本の支援で開設されたヤンゴン証券取引所で、ミャンマー初のオンライントレードが始まった。ミャンマーにある6社の証券会社のうち、準備が整った4社が開始。28日にはマスコミ向け説明会が行われた。投資家の利便性を高めることで、低迷する取引の活性化を狙う。

 ヤンゴン証取は、2016年3月に取引を開始し、現在ファースト・ミャンマー・インベストメント(FMI)など4社が上場している。これまでは、証券会社の店頭か電話でしか注文ができなかった。証券各社は支店を持たず、ヤンゴンの本店にしか注文ができる場所がないこともあり、投資家の利便性の向上を求める声があった。また、ミャンマーでは証券口座を持つ投資家が3万人とまだまだ株式投資が一般的ではなく、オンライントレード導入で投資家のすそ野を広げることを狙う。

 証券各社が注力するのは、スマートフォンなどで利用するモバイルアプリだ。28日の説明会で説明したある証券レディは「モバイルアプリなら、いつでも株価が確認できて便利よ」と強調する。証取関係者は「マンダレーなど遠隔地の投資家も、オンライントレードならいつでも注文できる。また、アプリで若年層の投資家を取り込めるのでは」と話している。

 ヤンゴン証取は、株の売買をする投資家が少ないことなどから株価が低迷。代表的株価指数のMYAMPIXは28日終値で464.80と、3月の取引開始時に比べ半値以下の水準で推移している。
【執筆 : 北角裕樹】

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください