【平静を取り戻したバンコク】現政権への揺さぶりか? 爆発事件に行き交う憶測
Global News Asia / 2019年8月3日 5時45分
2019年8月2日、午前中に発生したバンコク都内での爆発事件は、6カ所で4人が負傷した。都心のビジネス街シーロム通りの高架鉄道駅付近での爆発で巻き添えになった人がいなかったのは、不幸中の幸いだったと言える。
しかし、ラクシー区の政府庁舎敷地内で庁舎ビルと軍施設で爆発があった事は、表向き民生に移管した政府への痛烈なメッセージが込められていると考えられる。
現在までに犯行声明などは、どこからも発せられていない模様だが、アセアン外相会議当日を狙った犯行と言うことからも、宗教的な組織ではなく、軍事色の強く残った現政権への揺さぶりを狙った政治的な勢力の犯行ではないかとの見方が多いようだ。
その場合、すぐに名前があげられるのがタクシン元首相の勢力だか、長く続く軍事政権には、旧黄シャツ勢力にも反感を募らせている別の勢力がある。また、深南部のイスラム原理主義勢力も無視する事できない。
表向き民生に戻ったタイだが、軍事政権の圧政には、一般庶民や商人たちも不満を募らせていて、今回の民生復帰もまやかしだと不満を訴える声も少なくない。
爆発事件現場では、厳重な警戒態勢が敷かれており、パトロールも強化されている。しかし、それ以外は至って平静を保っている。旅行業関係者は、必要以上の不安を煽ったり、旅行のキャンセルなどをしないで欲しいと訴えている。周辺国の中で最も安全度が高いのはタイだ。
【編集 : そむちゃい吉田】
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
スロバキア首相銃撃、動機は「ウクライナ軍事支援の停止」
AFPBB News / 2024年5月24日 13時3分
-
米、台湾との「非公式関係」深め中国を抑止 トランプ前政権閣僚は「戦略的曖昧さ」を批判
産経ニュース / 2024年5月20日 22時22分
-
ニュース裏表 峯村健司 中国監視船内に2カ月拘留中の台湾軍人…軍事行動・スパイ活動の嫌疑「意図的に拘束」か 台湾有事〝最前線〟金門島ルポ・第2弾
zakzak by夕刊フジ / 2024年5月18日 10時0分
-
スロバキア首相銃撃で71歳男を殺人未遂で逮捕 単独犯の見方も露メディアは「背後にウクライナ」と主張
産経ニュース / 2024年5月17日 9時25分
-
アングル:ミャンマー内戦、国軍と少数民族武装勢力が迎える「転換点」の攻防
ロイター / 2024年5月11日 8時4分
ランキング
-
1米中首脳は平和会議参加を=ロシアが新たな攻撃準備―ウクライナ大統領
時事通信 / 2024年5月26日 20時40分
-
2パプア地滑り、670人死亡か=国連機関
時事通信 / 2024年5月26日 18時22分
-
3米下院委員長らが訪台=頼総統と会談へ
時事通信 / 2024年5月27日 0時58分
-
4支持率ともに低迷の日韓首脳 韓国は対日外交が再び政権の攻撃材料となる懸念
産経ニュース / 2024年5月26日 23時22分
-
5対中包囲網打破へ〝一枚岩〟となった日米韓の離間を狙う中国
産経ニュース / 2024年5月26日 16時33分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください