【コラム】「旅客機エンジンに硬貨を投げる信仰」中国で多発…なぜ? 「時代錯誤」行為の理由とは
Global News Asia / 2024年3月9日 7時0分
中国の飛行機は、乗客が乗り込んだ後、もう一度整備士らがエンジン回りをチェックする。「なんど注意喚起してもわからない」乗客たちの行為から無事なフライトを守るためだ。
日本でもよくあるが、神社仏閣などだけでなく、池があると小銭を投げ入れて何かを祈る。田舎の温泉の熱帯植物園の池とは言えない水場にも投げ込む人も多々いる(遠足などの子供たちが喜んで拾っていくギブ&テイクシステム)。さらにトレヴィの泉などでは投げ入れることを禁じていても、世界各国の小銭が相変わらずわんさかだから、世界中の人類が「ここ!」って思ったところに投げ込まないと気が済まないDNAがあるのだろう。
さて、中国の飛行機では…エンジンに向かって硬貨を投げる。高齢になればなるほどその行為は激しいらしく、高齢者のツアーの際は、整備士の事後チェックはとても煩雑になる。時に、手の届かない場所にあるのを目視してしまうと、フライトそのものが取りやめになることも多い。
ジェットエンジンは、前部の吸気口の内側に圧縮機がある。ブレードと呼ばれる刃を高速回転させ空気を燃焼室に送り込むためだ。ここに鳥が偶然入り込むと「バードストライク」になる(地上の自動車における猫バンバンみたいなもの)。
日本語で言うとお賽銭を投げることで、飛行機が落ちない=安全を中国人の高齢者は願う。自分のしていることが危険だという認識もない。なぜなら、お賽銭を投げ込む習慣は中国4000年のものだから、飛行場の人間が飛行機の構造から説明しても理解などしない。
2024年3月初めもお賽銭のために、飛んだには飛んだが246分の遅延が起こった。
どうだろう、もう廃棄処分にしてもいい飛行機に、お賽銭投げたい主義の人だけ集めて乗せて、投げるよね~って思うスタッフで飛行して、落ちてみるっていうのも、一番効き目があるかもしれない。
【編集 : fa】
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
製造は激減、数千分の1になった「1円玉の今」 造幣局に聞いた…それでも続く「普段使いじゃないニーズ」
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年4月27日 7時0分
-
乗客「落ち着いて対応」全日空機からオイル漏れ 専門家「パイプ損傷の可能性も」 新千歳空港
STVニュース北海道 / 2024年4月25日 16時27分
-
ほぼ自動操縦な旅客機が「離陸だけ手動」なワケ 実は自動で可能? 実用化されない理由も納得!
乗りものニュース / 2024年4月12日 16時12分
-
旅客機、雷浴びてもなぜ大丈夫? JAL便は「2度被雷もちゃんと着陸」、裏には設計の妙が
乗りものニュース / 2024年4月4日 16時12分
-
2024年4月から「ゆうちょ銀行」の硬貨取扱料金が小銭100枚まで無料に!
オールアバウト / 2024年3月29日 19時30分
ランキング
-
1サントリーCM「ひろゆき」起用に見る"したたかさ" 成田悠輔はダメなのに、ひろゆきは大丈夫な理由
東洋経済オンライン / 2024年4月27日 12時40分
-
2洗濯機の「水栓」を開けっ放しにしてしまうと危ないのでしょうか? 【家電のプロが回答】
オールアバウト / 2024年4月27日 20時10分
-
3ダルビッシュ翔、YouTubeチャンネル終了発表 メンバーの逮捕受け…「引退させていただく」
スポニチアネックス / 2024年4月27日 21時29分
-
4明石家さんま「心はロンリー」に木村拓哉サプライズ登場 川口春奈と吉田羊は動揺
日刊スポーツ / 2024年4月27日 23時42分
-
5自民集会で岸田首相退陣求める声
時事通信 / 2024年4月27日 19時52分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください