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年収1,500万円の40代パワーカップル「タワマンに夢見た幸せ生活」が崩壊…妻を激怒させた「ママ友の非常識」

THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年3月18日 7時15分

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新築マンション価格が高騰しているなか、タワーマンション、いわゆるタワマンは、相変わらずの人気を誇っています。そんなタワマンでの生活、思い描いていたような暮らしが続くとは限らないようで……みていきましょう。

都内・9,000万円のタワマンを購入したパワーカップル

不動産経済研究所によると、1都3県で2023年に発売された新築マンションの1戸あたりの平均価格は8,101万円で、東京23区では1億1,483万円。建築費や人件費の高騰などにより不動産価格が高騰していること、またタワマンをはじめとした高額物件が多く発売されたことなど、色々な要因はありますが、いまや東京区部で新築マンションを買えるのは、一部の限られた人だけ、といった状況です。

そんな庶民にとっては高嶺の花の都心の新築マンションを5年前に購入したという40代のサラリーマン。購入したのは東京・湾岸エリアのタワマンで、価格は9,000万円。都内の大企業で働く男性、当時の年収は850万円。夫婦共働きで、3歳年下の妻も同じ会社で働くキャリアウーマン。年収は650万円ほどあり、二人合わせると世帯年収は1,500万円ほど。子どもは5歳になる男の子がひとり。子どもが小学校に入学する前にマイホームを買いたいと思っていたといいます。

厚生労働省の調査によると、40代前半男性の平均年収は616.2万円。40代前半の女性では463.3万円。平均と比べると十分に余裕。男性のように、共働きでともに高収入の夫婦は「パワーカップル」と呼ばれ、昨今、都心の新築マンションのメインの購入者となっています。

世帯年収1,500万円で9,000万円のタワマンを購入。頭金を2割ほど入れたという男性。仮に7,000万円の借入をし、30年で返済するとしましょう。返済方式は元利均等、金利は0.5%とすると、月々の返済額は20万9,432円。年収に対する返済額の割合である返済負担率は16.7%。男性だけの収入では29.5%に跳ね上がりますが、返済負担率の上限である35%は下回ります。万が一の時にはかなりのローン負担にはなりますが、購入を決断できなくもないマネープランといったところでしょうか。

「なんだかんだいって、タワマン、一度は住んでみたいわよね」と妻。タワマンへの漠然とした憧れは男性にもあったといいます。ただ1番の決め手は立地で、勤務先までドア・ツー・ドアで30分もかからないというアクセス至便。そこに憧れが後押しして、購入を決断したといいます。

同じタワマンに住むママ友同士…「頭の良い我が子」がトラブルのきっかけに

男性が住むタワマンは、住戸のほかにラウンジやゲストルーム、最上階には展望ラウンジもあるなど、共有部分も充実。眺めは……「12階なので、そこまで眺望は望めない」と男性。高層階ではなかったため、実際に住んでみると、それまで住んでいた賃貸マンションと大きく変わらないというのが正直なところ。それでも、やはり交通至便なのはありがたく、何よりもマイホームを手に入れた、という気持ちが大きかったといいます。

思い描いていたマイホームでの幸せな生活……そんな日々が一気に崩れてしまうことが起きたという男性。きっかけは住民同士のトラブルだったといいます。

タワマンには子どもの同級生も何人か住んでいて、ママ同士の交流も盛ん。ただ男性の妻は、普段、仕事で忙しいので一定の距離を保っていたといいます。そんな妻を良く思わない人もいたようです。

――ほんと、ママ友同士の付き合いって面倒くさいわ

そんなある日、中学受験を見据えて塾に通いだした小学校4年生になる息子。成績によってクラス分けされる塾で、いきなり最上位のクラスになったといいます。「誰に似たのか、昔から勉強はできた」と男性。そんな状況が面白くなかったのが、同じ塾に子を通わせるタワマンのママ友。「カンニングでもしたのよ、あの子」と噂を流したようで……男性の妻もすぐ知るところになったといいます。

そこで激怒した妻。ママ友が集まるなか「僻まないで」と啖呵をきったといいます。正論であり非常識なことをしたのはママ友ではありますが、妻の勢いがあまりに凄まじかったらしく周囲はドン引き。このことがきっかけにママ友同士の関係はぎくしゃくし、「あの家族は怖い」と明らかに避けられるようになったといいます。

株式会社しんげん/「SHUFUFU」が行った『ママ友をストレスに感じること」に関するアンケート調査』で「ママ友の付き合いでトラブルになった経験はある?」と聞いたところ、「まったくない」が54.5%。「数回ある」が39.5%、「何度もある」が6%。ママ友の付き合いは、トラブルと隣り合わせのようです。

●子供がミニバスをしていて、レギュラーになるために親子でいじめられたことがあります(30代女性)

●仲良くなった事をいい事に、私生活の乏しさをやたらアピールしてきて借金の申し立てをしてきて嫌な思いをしました(50代以上女性)

(「数回」の回答から一部抜粋)

●都会の幼小中受験激戦区から地方への転勤で、地方の教育熱心地域に引っ越ししたからか、かなり古い感覚の教育ママが多くやっかまれたから(40代女性)

●些細な会話の中に、相手のママさんが気に入らない態度があったようで、あからさまに避けられるようになった(30代女性)

(「何度もある」の回答から一部抜粋)

またママ友同士の面倒くさいと思ったエピソードで最も多かったのが「プライベートを探ってくる」で37%。「悪口や愚痴ばかりを言う」32%、「マウントを取ってくる」31.5%と続きます。

――住民同士トラブルになっても賃貸であれば引っ越せますが、買ってしまったので

と遠い目をする男性。

――非常識なのはあっちなのに、なんで居心地の悪い思いをしなきゃいけないの!

と憤る妻。

●トラブルになりそうな人とは付き合わないようにし、気をつけている(40代女性)

●トラブルにならないように薄く付き合っている(30代女性)

(「まったくない」の回答から一部抜粋)

前出のアンケートで「トラブルはまったくない」と回答した人のコメント。そこにタワマン生活を穏便に過ごすヒントがあるかもしれません

[参考資料]

厚生労働省『令和4年 賃金構造基本統計調査』

株式会社しんげん/「SHUFUFU」『ママ友をストレスに感じること」に関するアンケート調査』

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