家電女優・奈津子×安蔵靖志の「最新家電」丸わかりニュース:2017年8月【後編】

&GP / 2017年9月14日 20時0分

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家電女優・奈津子×安蔵靖志の「最新家電」丸わかりニュース:2017年8月【後編】

先日に続いて「最新家電連載」の後編は、2017年8月に発表された家電製品の中からエアコンや冷蔵庫、洗濯機などを紹介。人工知能が搭載されたり、インターネット対応型になったりと、まだまだ家電の進化は留まるところを知りません。

■エアコンに空気清浄機能を搭載!

安蔵:パナソニックは最新モデルのエアコン「Eolia(エオリア) WX/Xシリーズ」に空気清浄機能を搭載しました。

▲パナソニックが2017年10月下旬から順次発売するルームエアコン「エオリア WX/Xシリーズ」

奈津子:消費者全体にとって、エアコンそのものの清潔性に対する関心が高まっているそうですね。

安蔵:空気清浄機能というと東芝の「大清快」やダイキン工業の「うるさら7」が電気集じん方式を採用していますが、パナソニックは一般的な空気清浄機と同じフィルター集じん方式を採用しています。

奈津子:熱交換器の上に空気清浄機のフィルターがあると省エネ性能が落ちてしまうので、電源オン時のパワフル運転が必要なときはフィルターを収納し、安定運転に移るとフィルターを出して集じんする可動式フィルターを採用しました。これは画期的ですね。

▲センサーが空気の汚れを検知すると……

▲前面に収納していたフィルターが上部まで動いて空気清浄を開始する

安蔵:多くのエアコンが数年前からオプションでWi-Fiに対応しているのですが、このエオリアシリーズはアイリスオーヤマに続いてWi-Fiを内蔵しました。これもうれしいポイントです。

奈津子:スマホで外出先から遠隔操作できるだけでなく、空気の清浄度合いの推移が見えるというのも魅力です。ロボット掃除機と同様に「見える化」されたのはうれしいですね。

▲スマホアプリを使うと、空気の清浄度合いの推移を時系列で確認できる

安蔵:三菱電機の「霧ヶ峰 FZシリーズ」はAI(人工知能)で少し先の体感温度を予測する「ムーブアイmirA.I.(ミライ)」を搭載しました。部屋にいる人の体感温度を計測して吹き分けるというのはパナソニックもやっていますが、予測運転というのは新しいですね。

▲三菱電機の「霧ヶ峰 FZシリーズ」(写真左)と「霧ヶ峰 Zシリーズ」(写真右)

奈津子:部屋にいる人の体感温度と、室温や日射だけでなく、住まいによって異なる住宅性能を分析して予測するというのが衝撃を受けました。

▲「ムーブアイmirA.I.」がセンシングしているところ

安蔵:昔の木造住宅と最近の鉄骨造や鉄筋コンクリート住宅では気密性や断熱性能が違いますから、「住宅性能」が大きなカギを握るんですよね。三菱電機がこれまでに蓄積したビッグデータがここに生きてくるわけです。

■働く女性をサポートする冷蔵庫が登場

安蔵:三菱電機は、働く女性をサポートするという冷蔵庫も登場しました。

▲三菱電機が2017年10月に発売する総庫内容量272Lの冷凍冷蔵庫「MR-CX27C」(実勢価格13万9880円)

奈津子:女性だけで組織したチームが開発したという点が興味深いですね。総庫内容量300Lを切る中小型モデルでは、食材を氷点下に保ちながらも凍らせないことで、使いやすさと保存性を両立した「氷点下ストッカー」を初めて搭載しました。

▲総庫内容量300Lを切る中小型モデルで初めて「氷点下ストッカー」を搭載した

安蔵:できれば、約-7℃で微凍結させる「切れちゃう瞬冷凍」もあると作り置きなどに便利だったんですが、氷点下ストッカーも肉や魚が長持ちするのでオススメです。

奈津子:鍋も、作り置きしたおかずも、お酒も野菜も、アイスまでたっぷり入れられる点がうれしいです。どの棚にも350mlや500mlの缶がピッタリ入るので、お酒やジュースの好きな人にも便利ですね。本体の高さが抑えられているので、背があまり高くない私でも使いやすかったです。

▲「鍋を入れられる余裕があるのもうれしいですね」

安蔵:「働く1人暮らしの女性に」をターゲットにしていますが、“料理男子”などにもオススメですよ。

奈津子:確かにそうですね。小さな子供がいるシングルマザーや同棲しているカップル、新婚さんにも十分な機能を兼ね備えていると思いました。“おひとりさま”要素をあまり強く出されてしまうと、消費者としても選びにくいし、オススメする側としても紹介しにくくなるので、今後の製品のPRや見せ方にも興味があります。

安蔵:最近は家電選びの相談を受けることもあるみたいですね。

奈津子:そうなんです! 同世代の友人から「恋人と同棲を始めるけど、どんな冷蔵庫がいいの?」などと聞かれるようになりました。これが発売されたら、ぜひオススメしたいですね。年間電気代が抑えられているのも魅力的です。

■パナソニックは洗濯機も遠隔操作が可能に!

安蔵:パナソニックはロボット掃除機の「RULO(ルーロ)」、エアコンの「Eolia(エオリア)」がWi-Fi対応しましたが、それだけではありません。洗濯機までWi-Fi対応しました。

▲パナソニックが2017年10月に発売する、洗濯容量11kg、乾燥容量6kgの斜めドラム式洗濯乾燥機「NA-VX9800」(実勢価格37万8000円)

奈津子:洗濯機が遠隔操作できても……って思われるかもしれませんが、洗濯から乾燥までおまかせできるだけでなく、液体洗剤と柔軟剤の自動投入機能が付いたのが大きいですね。

▲液体洗剤と柔軟剤の自動投入機能を備えている。もちろん手動で投入することも可能だ

安蔵:そうなんですよ。外干ししたければ帰宅に合わせて開始してもいいし、天気が悪ければ乾燥まで全部済ませるというように、その時々に合わせて使い分けることもできます。

奈津子:洗濯物に「ナノイーX」イオンを放出してニオイを抑える「洗濯かごモード」というのもユニークですね。

安蔵:最近は液体洗剤が主流だそうですが、製品によって粘度が異なるため、あらゆるメーカーの液体洗剤に対応できるように技術を駆使したそうですね。Wi-Fi経由でクラウドに接続するため、今後登場する洗剤にも対応してくれると思います。

▲スマホアプリの画面。帰宅に合わせて洗濯をスタートし、帰宅したら温かいうちにたたむといった使い方も便利だ

奈津子:洗剤と柔軟剤を洗濯のたびに投入するのは、よく考えるとかなりの手間ですよね。一度の洗濯で仮に2分かかっているとしたら、毎日洗濯するとそれだけで730分。約12時間も省けるようになります。この時間をもっと快適に過ごせるのはうれしいですね。

■シャープから空気の“見える化”ができる空気清浄機が登場

安蔵:先ほどはパナソニックのエアコンが空気清浄機能を搭載したと紹介しましたが、シャープは加湿空気清浄機にWi-Fiを内蔵し、スマホでの遠隔操作や空気の“見える化”が可能になりました。

▲シャープが2017年9月21日に発売するWi-Fi搭載の加湿空気清浄機3機種(左から「KI-HX75」「KI-HS70」「KI-HS50」)と、10月26日発売のWi-Fi非搭載の加湿空気清浄機「KI-HS40」

奈津子:空気清浄機としてはブルーエアの「Blueair Sense」や「Blueair Classic」、ダイソンの「Dyson Pure Cool Link」などが見える化に対応していますが、国内メーカーではシャープが初ですね。

▲スマホアプリの画面

▲本体にもPM2.5濃度が表示されるようになっている

安蔵:そうですね。パナソニックもエアコンで見える化に対応してきましたし、これから一気にトレンド化しそうな気がします。

奈津子:空気清浄機って、どの家電よりも導入した効果が見えにくいので、上位モデルでは特に見える化がこれから重要になりそうですね。

▲「パナソニックの創業100周年を記念する発表会では、次亜塩素酸で空間を除菌・脱臭する『ジアイーノ F-MV1500』(9月15日発売、実勢価格10万円)なども展示されていました」

▲「こちらはパナソニックが10月に発売する『ロティサリーグリル&スモーク』(実勢価格5万4800円)です。回転させながらお肉を焼いたり、くん製を作ったりできるというもの。一度試してみたい~!」

 


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(取材・文/安蔵靖志 奈津子)

 

profile-654x720 あんぞうやすし/IT・家電ジャーナリスト、家電製品総合アドバイザー

ビジネス・IT系出版社で編集記者を務めた後、フリーランスに。総合情報サイト「日経トレンディネット」、「NIKKEI STYLE」などで執筆中。近著は「予算10万円以内! 本気で原音を楽しむハイレゾオーディオ」(秀和システム)。KBCラジオを中心に全国6放送局でネットしているラジオ番組『キャイ~ンの家電ソムリエ』にも出演中。

 

 

 

 

natsuko_profile なつこ/女優・タレント

ドラマ、CMの出演多数。「家電アドバイザー」資格を取得し“家電女優”として雑誌、webメディアなど活動のフィールドを広げて活躍中。TOKYO FM「Skyrocket Company」レギュラー出演中(火曜18時〜)。instagramは 「natsuko_kaden」、Twitter「natsuko_twins」

 

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