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ガンプラ名人のカンタン塗装テク③本格ウェザリング編#1【グッとくるタイムラプス動画】

&GP / 2018年10月18日 21時0分

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ガンプラ名人のカンタン塗装テク③本格ウェザリング編#1【グッとくるタイムラプス動画】

ちょっとしたペイントでガンプラの見栄えがグッと良くなる方法を、タイムラプス動画とともに紹介する本企画。第3回目と第4回目は、エアブラシや面相筆を使った、本格的なウェザリング方法を紹介する。ウェザリングとは泥が付着したり経年変化で装甲がハゲたりしている様子を、模型として表現する方法。過去2回に比べてやや手間が掛かるものの、その分、その仕上がりは惚れ惚れするほど。BANDAI SPIRITSの川口克己さん(通称“川口名人”)による実演をタイムラプス動画でチェックしながら、チャレンジしてみよう!

 

▲今回使用するのは、塗装を楽しむために開発されたガンプラ。東京・台場にある「ガンダムベース東京」限定商品で、川口名人がプロデュースしたものだ。「HGUC 1/144 ガンダムベース限定 ユニコーンガンダム(デストロイモード)[ペインティングモデル]」(2484円)

 

<特集>ガンプラ名人のカンタン塗装テク
第1回 簡単汚し&ダメージ表現編
第2回 クリアパーツ着色編
第3回 本格ウェザリング編#1
第4回 本格ウェザリング編#2
第5回 総集編

■タイムラプス動画ならエアブラシ塗装の様子がよく分かる!

第3回目は「本格ウェザリング編」の前編として、まずはエアブラシに使う塗料の希釈をはじめ、下地となる色の塗装や経年変化を思わせるような“ウェザリング”塗料の使い方を紹介する。動画でたびたび見られるのが、エアブラシの塗料カップの清掃。一見、地味な作業ではあるものの、塗料を変えるたびに塗料カップをきれいにすることで、予期せぬ混色を防げるとともに、道具の長持ちにもつながるのだ。そんな清掃も含めて、各方法の詳細を川口名人に解説してもらった。

■エアブラシに使う塗料を準備

下地の色をペイントする際はラッカー系の塗料を使用。第2回目の「クリアパーツ着色編」でも一部触れたが、ラッカー系塗料と薄め液は、1:1の割合で希釈する。この際、プラモデル用に市販されている小瓶を使うのがお勧め。希釈する際にこぼれにくく、エアブラシの塗料カップへの注入も楽だからだ。

適切な希釈具合は、見た目でもチェックできる。「ラッカー系塗料と薄め液を混ぜ合わせた後、小瓶の内側を見てください。下にダラッと垂れた塗料の跡が、薄く透けて見えるくらいが、ちょうどいい濃度です」(川口名人)。これを目安して、希釈が足りない時は、薄め液を足すようにしよう。

希釈率を調整した塗料をエアブラシのセットしたら、パーツのペイントをスタート。「まずはパーツの縁部分をしっかり塗りましょう」(川口名人)。なお、塗装の際には、GSIクレオス「Mr.ネコの手」シリーズのようなペンティングクリップ(持ち手)を用意すること。手を汚さずに、あらゆる方向からパーツを塗装でき、乾燥させる際には台に挿すだけでいい。

「外側の縁部分を塗装できたら、内側のところまでまんべんなく塗りましょう」(川口名人)。エアブラシの場合は、ムラなくきれいに塗料を吹き付けられることから、溝までしっかりペイントできる。この際もできるだけ“薄く”“軽く”を心掛け、濃くしたい部分だけは何回も薄く吹いて塗り重ねるのがコツだ。

■色を塗り重ねる時も“薄く”するのがコツ

下地として青をペイントしたパーツを乾かしている間に、その上に塗る塗料を準備。下地のラッカー系塗料が溶けたり剥がれたりしないよう、GSIクレオス「水性ホビーカラー」シリーズのような水性塗装を使う。「最近では、プラモデルのウェザリング用に、さまざまな塗料が用意されています。GSIクレオスが展開している「Mr.ウェザリングカラー」シリーズもそのひとつ。あらかじめ希釈されていて、面相筆などですぐに使えるんです」(川口名人)

まずは「水性ホビーカラー」を、ラッカー系塗料と同様に小瓶で希釈する。この際にも、あくまでも“シャバシャバ”に薄めるのがポイントだ。とにかく塗料を薄くすることで、予期せぬ塗りすぎを防ぐことにつながる。「不慣れな人は“これで大丈夫なの?”と不安を抱かれるかもしれませんが、塗り重ねることで濃くできるので問題ありません」(川口名人)

10分程度乾かした下地塗装済みのパーツにエアブラシでペイント。基本的には下地をすべて覆うように塗装していくが、パーツの隅まで厳密に上塗りする必要はない。「この後の工程で細かいところは別途塗るので、この段階では下地の青が隅に残っていても大丈夫です」(川口名人)

まんべんなくペイントできたら上塗りは完了だ。なお、冒頭にも触れたように、塗装が終わったら、エアブラシの塗料カップをしっかり洗浄しておこう。「上塗りに使ったのは水性塗料なので、乾く前なら水洗いでも落とせます。けれど、道具を長く使うことを考えれば、専用のクリーニング溶剤で、塗料をきれいにしておきましょう」(川口名人)

*  *  *

次回は、本格ウェザリング編の後編として、薄め液や面相筆を使った仕上げ方を解説! 君は最後までタイムラプス動画をチェックすることができるか。

 

ガンプラ名人・川口克己さん
BANDAI SPIRITS ホビー事業部に所属し、ガンプラのプロモーション活動を行う。かつてはプロモデラーとしてその名を馳せ、フルスクラッチのガンダムなどを製作していた。往年のガンプラファンには神に等しい存在

 

>> THE GUNDAM BASE TOKYO

>> グッとくるタイムラプス動画特集

(取材・文・写真/ナゴヤリュータ 撮影協力/BANDAI SPIRITS、ガンダムベース東京 (C)創通・サンライズ)

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