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モトローラの最新スマホに、全ての「moto mods」を合体させてみた!

&GP / 2018年12月16日 15時0分

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モトローラの最新スマホに、全ての「moto mods」を合体させてみた!

モトローラの合体スマホ「Moto Z」シリーズをご存知ですか? 背面に“moto mods”という別売アクセサリーを取り付けることで、機能を拡張できるユニークなSIMフリースマホです。その最新モデル「moto z3 play」が10月に発売されました。

▲6.1インチの有機ELディスプレイを搭載。SIMフリー仕様で、2枚のSIMを併用できる

▲背面にはデュアルカメラを搭載。下部のマグネットを用いてmoto modsとピッタリ合体できる

ちなみに、これまでモトローラのスマホは「Moto Z2 Play」など大文字混じりで表記されていましたが、「moto z3 play」の発売を機に、小文字表記に変更されました。打ち間違えたわけではないので、ご安心ください。

背面にモジュールを取り付けて、機能を拡張できるスマホ「Moto Zシリーズ」。その最新モデル「moto z3 play」を使ってみました。

6.1インチの有機ELディスプレイを搭載し、メインカメラは1200万画素+500万画素のデュアルカメラ。さらに、3000mAhの大容量バッテリーを内蔵しつつ、最薄部が6.75mmというスリムなモデルです。価格は6万1344円(税込・以下同)。

単体で使っても十分満足できる仕様ですが、最大の魅力は、やはり“moto mods”で機能を拡張できること。というわけで、いま日本で買えるすべての“moto mods”を「moto z3 play」に取り付けて、使い勝手を確かめてみました。そして筆者の独断ではありますが、5段階で実用度を評価してみました。

■Polaroid インスタプリンター(1万9224円)

【実用度 ★★★★★】

撮った写真をすぐにプリントできるという楽しいアイテム。その場で撮った写真だけでなく、スマホに保存した写真やSNSにアップした写真もプリントできます。

2×3インチの「ZINKフォトペーパー」にプリントしますが、同梱されているのは10枚だけ。Amazonをチェックしたところ、50枚入りが3738円だったで、プリントのコストはそれなりという印象。画質はさほど良くはありませんが、そこが味というか、スマホの画面で見るのとは異なる楽しさがあるように感じました。パーティーなどで大活躍しそうですよ!

▲サイズは約153.6×73.6×20.4mmで重さは約188g。500mAhのバッテリーを内蔵している。側面のボタンをシャッターとして使える

▲10枚のZINKフォトペーパーをセットできる

▲プリントする前にフレームやスタンプなどで編集することも可能

 

■Moto ゲームパッド(1万2744円)

【実用度 ★★★★☆】

筆者はゲーム機を持っておらず、スマホでゲームをすることもそんなに多くないのですが、これがあるとハマってしまうかもなぁと感じました。「moto z3 play」をカチッとはめるだけで、ゲーム機さながらの操作性に変わります。スマホでゲームを楽しむときは画面をタッチしますが、このゲームパッドを使うと、画面に触れる必要がなく、画面が手で隠れない部分、臨場感もアップします。

1035mAhのバッテリーを内蔵しているので、最長8時間のゲームプレイが可能だそう。さらに、USB Type-Cポートと、イヤフォンジャックも備えているので、充電しながら、音声をイヤホン出力しながら楽しめるのも魅力です。

▲スティックコントローラーやボタンの操作感は、ゲーム専用機のコントローラーそのもの

▲Google Playストアからダウンロードできる対応ゲームは300タイトル以上

▲USB端子とイヤホンジャックはゲームパッドの下部に搭載されているので、操作の支障にはならない

 

■Moto 360カメラ(3万2184円)

【実用度 ★★★★☆】

前後両面にカメラが付いていて、360°の写真やビデオを撮影できる“moto mods”です。360°のパノラマ写真を撮ったり、150°の超広角のセルフィーを撮ったり、4Kのビデオを臨場感あふれる3Dサウンドで録画したりと、楽しみ方はいろいろ。わかりやすい操作性で、初めての人でも使いこなせるように思いました。

ですが、3万円を超える価格をどう捉えるかは、利用頻度によって異なるでしょう。360°が撮れるカメラはリコーの「THETA」が人気です。「Moto 360カメラ」はスマホに取り付けて使うので、撮影イメージをすぐに画面で確認できるのが利点。一方「THETA」はコンパクトで、視点やアングルの自由度が高いのが魅力。「THETA」などとの比較も必要になるでしょう。

▲色はホワイトのみ。合体しても「moto z3 play」のデュアルカメラは隠れない

▲カメラは前後どちらもF2.0で1300万画素

▲撮影イメージを画面で確認できるので、初心者でも思い通りの写真が撮れる

 

■ワイヤレス充電キャップ(5054円)

【実用度 ★★★★★】

個人的に、最も「便利だなぁ」と感じた“moto mods”がこれ。「moto z3 play」そのものはワイヤレス充電に対応していませんが、これを取り付けるだけで、ワイヤレス充電ができるようになるんです。

ワイヤレス充電の国際規格「Qi」と「PMA」に対応し、最大10Wの「Qi」に対応しているのでスピーディーに充電できます。厚さは約3.25mmで、重さは49.2gなので、装着すると、ちょうど持ちやすい厚みになるという印象でした。

▲カラバリは、このフラワーデジ(販売終了)とグレーがある

▲筆者は市販のスタンド型の最大10WのQi対応のワイヤレスチャージャーに載せて使った

 

■Turbo Power パック(1万584円)

【実用度 ★★★★★】

最大15Wの急速充電ができる“Turbo Power”に対応した外付けバッテリー。「moto z3 play」のバッテリー(3000mAh)よりも多い3490mAhを内蔵。つまりの電池の持ちを2倍以上にできるわけです。「Turbo Power パック」本体にもUSB Type-Cのポートが搭載されており、約20%で最大50%の充電ができます。

厚さは6.58mmで、重さは95g。普段は「moto style shell」(後述)を着けて、1日2日の出張の際に「Turbo Power パック」に取り替える、といった使い方ができそうです。動画を見ることが多く、電池の減りが早い人にもオススメ!

▲「moto z3 play」に「Turbo Power パック」を合体した状態。マットな質感で、滑り止めにもなる。背面のLEDで電池残量を確認できる

▲USB Type-Cのポートから急速充電が可能。「moto z3 play」に同梱されている充電ケーブルを使える

 

■ビークルドック(1万584円)

【実用度 ★★★☆☆】

クルマのエアコンの吹き出し口に固定して、カーナビとして使えるドッグ。筆者は自動車を所有していないので、この“moto mods”については乗車での試用はしていません。「moto z3 play」を取り付けて、動作確認をしただけなのですが、ものすごく簡単に使える印象でした。この「ビークルドック」に取り付けるだけで、Android autoの専用メニューが表示され、音声操作で目的地を設定して、ナビを利用できます。

▲部品の取り付けは、ほんの数分で完了。車への取り付けや取り外しも簡単に行えそうな印象。USB-Type-Cポートとイヤホンジャックも備えている

▲Googleマップのナビゲーションが起動。音声操作対応で、ハンズフリーで利用できる


▲「Google Play Music」など音楽も聴ける。Bluetoothで車載のオーディオシステムから音声を出力することも

 

■JBL SoundBoost | Speaker(1万2744円)

【実用度 ★★★☆☆】

JBL監修の高音質のステレオサウンドを出力できる“moto mods”。1000mAhのバッテリーを内蔵しているので、10時間の音楽再生が可能。3W×2のステレオスピーカーで、スマホを立てられるスタンドも搭載。「YouTube」や「Netflix」などを楽しむときにも最適。

背面に取り付けるので、音が後ろに広がり、正面では聞こえづらいので…と思ったのですが、スタンドを使うと、音が反射するためか、いい感じで周囲に広がりました。欲を言えば、もうちょっと大きな音が出せたら…というのが本音です。

▲取り付けるだけで、高音質ステレオスピーカー搭載スマホに変身! 厚さは13mmで、重さは115g

▲「Google Play Music」を聴いてみた。6〜8畳くらいの部屋にちょうどよさそう
 

■moto insta-share projector(3万6504円)

【実用度 ★★★☆☆】

「moto z3 play」をいつでもどこでもプロジェクターに変身させるアイテム。カチッと合体させるだけで、すぐに利用でき、“moto mods”の電源ボタンを長押しする、または通知パネルを開いて「画面を投影する」をタップするだけで、白い壁などに投影できます。あとは、側面のダイヤルを回して、ピントを調整し、電源ボタンを押すと表示される画面で明るさを調整すればOK!

最大70インチのスクリーンに投影できるとのことですが、投影サイズが大きくなるほど画質の鮮明さは落ちます。少人数の集いでのプレゼンテーションや、自宅で映画を観るなど、役立つシチュエーションは限定的かもしれません。

▲厚さは10mmで、重さは104g。持ち歩きが苦にならないコンパクトサイズ

▲プロジェクターのアスペクト比は16:9でm解像度は854×480ピクセル。輝度は50ルーメン

▲電源ボタンを押すと、明るさとキーストーン(歪み補正)の調整が可能

 

■Hasselblad True Zoom(3万1104円)

【実用度 ★★★★☆】

世界中にファンを持つスウェーデンのカメラメーカー・ハッセルブラッドとコラボレーションしたアイテム。光学10倍ズーム(35mmフィルム換算で、焦点距離25〜250mm相当)で撮影できるレンズを搭載し、1/2.3インチの1200万画素の大型センサーを搭載していることもセールスポイント。

シャッター半押しでフォーカスロックができたり、撮影データをRAW形式でも保存できるなど、デジカメライクな機能も備えています。というよりも、この“moto mods”を装着したら、本物のデジカメに変わると言ってもいいでしょう。

やや重かったり、連写には弱かったりと、気になる部分はあるのですが、約3万円でハッセルブラッドが手に入るわけですから、安いともいえます。将来、「moto z3 play」から他のメーカーのスマホに乗り換えたとしても、カメラとして使い続けたくなるかもです。

▲操作感はリアルなカメラと遜色なし。デザインも硬派でクール

▲「Hasselblad True Zoom」装着時のカメラメニュー。「Googleレンズ」も使える

▲「Hasselblad True Zoom」で等倍で撮影

▲「Hasselblad True Zoom」で10倍ズームで撮影

▲「moto z3 play」内蔵のカメラでデジタル10倍ズームで撮影

 

■Incipio offGRID Power Pack(9504円)

【実用度 ★★★☆☆】

2220mAhのバッテリーを内蔵する“moto mods”。「moto z シリーズ」に取り付けると、内蔵バッテリーに加えて、最大20時間のバッテリー駆動が可能。厚さは約6.2mmで、重さは79g。カラバリはブラックとホワイトから選べます。

なお、ワイヤレス充電に対応したモデル(1万1664円)もあったようですが、メーカーの製造終了により、すでに販売中止となっているようです。

▲シンプルなデザインが魅力。ワイヤレス充電対応モデルが買えるのなら、実用度は5点満点にしたのだが…

 

■moto style shell(2138円〜)

【実用度 ★★★★☆】

最後に紹介するのは、スマホの見栄えや手触りを手軽に変えられる「moto style shell」。これは、とくに機能があるわけではなく、マグネットでカチッと取り付けられる専用カバー。「moto z3 play」を買ったら、1枚は持っておきたいアイテムです。

3つの素材があり、ナイロンは2138円、レザーは3758円、オークは3218円。ほかに、Amazonで購入できる「バリスティックナイロン レッド」があり、プライム会員価格は1767円(2018年12月現在)と、かなりお得ですよ。

▲「moto style shell」を付けることで、カメラの突起が目立たなくなる。モトローラの「M」ロゴも刻まれている

実は、海外ではさらに多くの“moto mods”が発売されています。アメリカでは、取り付けるだけで次世代通信5Gに対応する“moto mods”もすでに発表されています。日本で、これから発売される新しい“moto mods”にも期待しましょう。

>> モトローラ

 

(取材・文/村元正剛

むらもとまさかた/ITライター

iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。

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