【世界の街角】これから注目のベトナムリゾート地、海も砂漠もあるムイネーに行ってみよう
GOTRIP! / 2017年10月11日 11時30分
安い、近い、食べ物もおいしい・・・と最近注目のベトナムリゾート。ベトナムのリゾート地と言えば、今一番の人気はダナン。そして、高級リゾートが楽しめるニャチャン、離島としてもフーコック島やコンダオ島あたりが一般的に知られている場所ですよね?
ですが、実はベトナムにはまだまだ隠れたリゾート地があるんです。
今回ご紹介するのは、ホーチミンから北東へ約200kmの場所に位置する、海沿いの街ビントゥアン省ファンティエットにあるムイネーです。
ムイネーは元々漁業の盛んな小さな港町。ベトナムの民族的調味料ともいえる、ナムプラーの生産ととして有名だそうです。ですが、城砂の砂浜が続く美しいビーチと、マリンスポーツにぴったりの海風に恵まれた土地を生かし、リゾート地としても人気となっています。
残念ながら、現在のところ近隣に空港がなく、ホーチミン市から長距離バスまたは鉄道で4-5時間掛かることから、長い休暇を取りにくい日本ではあまり知られていませんが、現在新空港の設置計画が進んでおり(予定では2018年末開業)、これから注目されるリゾート地のひとつになりそうです。
リゾートと言えば何といっても外せないのが、ホテル。
海を眺められる場所で、ゆったりとしたプール、そしてヤシの木というイメージを持っている方も多いことでしょう。ご安心ください。ここ、ムイネーでは、ゆったりと長く続く白砂のビーチ沿いに、多くのリゾートホテルが立ち並んでいます。
高級リゾートが立ち並ぶニャチャン、そして近年人気のダナンでもビーチ沿いのホテルは多くありますが、ニャチャンの場合は高級ホテルと言えども海まで道を一本挟んだホテルが大半、そしてダナンの場合はビーチに面したホテルは多いもののかなりの高級ホテルに限られるというデメリットもありました。
ですが、ここムイネーの場合、比較的リーズナブルに宿泊できるホテルも含め、大半のリゾートタイプのホテルが海に直に面したいわゆる、オンザビーチのホテルなのです。
さらに、贅沢なのが、コテージタイプのお部屋を持つホテルが多く、しかも格安で宿泊できることです。ホテルの格にもよりますが、ローカルな3つ星~4つ星ホテルの場合、コテージでも一部屋1万円弱から(朝食付き)楽しめるというコストパフォーマンスの良さも大きな魅力です。(もちろん、ホテルによってもっとゴージャスなコテージもあります)
コテージに宿泊し、海の見えるレストランで朝食をとった後は、プールでのんびり。絵にかいたような休日を過ごせます。
もちろん、海沿いだけにビーチアクティビティも豊富。
ムイネーは風の強い場所なので、遊泳目的にはさほどお勧めではありませんが、ウィンドサーフィン、カイトサーフィン、水上バイクやボート等には非常に適した土地で、世界大会が開かれることもあるとか。マリンスポーツ関連のスクールも多く開講されており、アクティブ派の方には人気が高いようです。
実は観光面でも、意外な発見が。
実はムイネーには、二つの砂丘があり、この二つの砂丘を巡るコースではちょっと珍しい体験ができるのです。砂丘へはホテルや街の代理店から多くのツアーが出ていて、簡単に予約できます。多くの場合、砂丘の風紋が楽しめる早朝、ないしは夕暮れが楽しめる夕方の出発です。お勧めは、ムイネー漁港やフェアリーストリームと呼ばれる小さな渓谷などを含めたムイネー一帯をジープで巡るプライベートツアー。
日本ではめったに乗ることができない、ジープに乗ると、特に男性や男の子はそれだけでテンションがアップ!実際に走る道は舗装された道路がほぼ100%ですが、海沿いの道を風を切って走るのは爽快です。
ではお勧めの場所を順にご紹介しましょう。
ムイネーのメインストリートであるNguyen Dinh Chieu通りからほど近い場所にある、フェアリーストリームと呼ばれる渓谷。
ここは、ミニグランドキャニオンなどとも言われているらしく、美しい景観が楽しめる渓谷です。小さな渓谷ですが、サラサラの砂の上を清流が流れる場所を裸足で歩く体験ができる、なかなか気持ちの良い場所。
奥へ進むと、確かにグランドキャニオンのような景色が見られますよ!
次に、ムイネー漁港。この写真は夕方に撮影されたものであまり漁船が写っていませんが、早朝にはカラフルなベトナムらしい船が無数に停泊し、その眺めは壮観。フォトグラファーの方々も訪れるベトナムらしいスポットです。
そして、ホワイドサンドデューンと呼ばれる白い砂丘。こちらの砂丘はかなり規模が大きなもので、砂漠を走る専用のジープやバギーで観光します(有料)。バギーは自分で運転することもできます。これらの体験はスリルがありとても楽しいものですが、多数の車が走ると風紋があっという間に消されてしまうので、風紋を楽しみたい場合は早朝に到着するのが吉です。
そして、赤い砂丘のレッドサンドデューン。ホワイトサンドデューンに比べると規模は小さめですが、上部まで登っていくと海が見渡せ、ベトナムならではの景色が味わえます。特に夕暮れ時がお勧めだそう。
もちろん食も充実しています。実はムイネーにはロシアからの観光客が多く、またヨーロッパから移住した方が開いているレストランもあり、小さな街ながら、ロシア料理、本格的なイタリア風ピザ、インド料理など各国の料理が楽しめるのです。
そして、海沿いの街だけに、海鮮料理のレストランも多数。
レストラン前の生け簀に入った、蟹やエビ、貝類や魚を自分で選び、好みの調理方法を選んで仕上げてもらうのがムイネーらしい楽しみ方。海風に吹かれながらその場で調理してもらったシーフードを肴にビールで乾杯。ベトナムらしい贅沢が味わえますよ。(大方のレストランでは英語が通じます)
小さな街ながら、隠れた魅力が詰まったムイネー。皆さんも一度訪れてみませんか?
Post: GoTrip! http://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア
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