【長崎市エリア】ロマン漂う街並みで心もお腹も満たされる、ローカルグルメスポット5選。

雑誌Hanako2024年1月号「47都道府県、おいしいあの町へ」では、地元在住の食通が教える、47都道府県のおいしい食を求める旅を紹介しました。Hanako Webでは、誌面では紹介しきれなかった47都道府県のオリジナル記事を限定で公開。

今回ご紹介するガイド役は長崎市の飲食店〈ヤマウチ〉店主の山内理英さんに長崎市を案内してもらいました。ピックアップしてくれたのは、長崎市エリア。地元市民が愛するご当地ならではの味や、わざわざ足を運びたい、個性派スポットをセレクトしてくれました。

山内理英 飲食店経営

やまうち・りえ／長崎市の飲食店〈ヤマウチ〉と千々石〈タカヤナギ〉を経営。体が喜ぶ料理と自然派ワインを楽しめる〈ヤマウチ〉は、長崎市築町に2024年3月移転オープン予定。自然派ワインの販売&角打ちスペースも設置。シェフを招いてのイベントなど様々な企画を準備中。@riecon53

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　せっかく長崎に来たなら、映画のセットさながらの趣ある街並みも楽しみつつ、地元ならではの味も堪能できるプランを提案したいですね。昼下がり、新地中華街で路面電車を降りて、湊公園を通り、迷路のような唐人屋敷界隈の一角にある〈寿々屋〉で“普段着のちゃんぽん“を味わったなら、起伏ある道を歩くこと10分、〈老舗　菊水〉にも足を伸ばして。注文ののち、焼き始める大徳寺焼餅は、米粉を使ったパリパリもちもちの生地とごま油がなんとも香ばしい。すぐそこの丸山公園で、花街の風情を感じながら出来たてを頬張るのもいい。そして早めの夜は、思案橋にある〈オイスターバー チュリ〉で地元の牡蠣に舌鼓。長崎の夜のシメの定番、おにぎりを食べる“お腹“はちゃんと残しておいて！

１.丸山遊郭の遊女からも愛された、長崎市民のソウルフード

老舗 菊水（しにせ きくすい）

創業明治20年。長崎の七不思議「寺もないのに大徳寺」の由来となった大徳寺公園の一角の楠の大木が目印。釜で炊く自家製のこし餡の甘さもちょうど良い。4個で700円。長崎市西小島1-1-7 095-826-9566 10:00〜16:00 火曜休

２.佇まいから美味しそう！ 紺色の暖簾が目印の食堂〈寿々屋〉

中華街のそれとはひと味違う〈寿々屋〉（長崎市十人町10-15）の優しい味わいのちゃんぽん。ボリュームたっぷり皿うどんも人気。

３.〈オイスターバー チュリ〉でご当地 & 全国の牡蠣を堪能

ボウモアウイスキー、サルサソースetc.…生牡蠣との組み合わせの妙を楽しんで〈オイスターバー チュリ〉（長崎市船大工町2-17 3F）。

４.〈おにぎりや だるま〉の塩さばおにぎりとなめこ汁は鉄板セット！

飲んだ後のシメ&「かぶり」（持ち帰り、の意）の定番がこちら。〈おにぎりや だるま〉（長崎市船大工町5-34）はAM3時まで営業。

５.ガーデンショップ併設の個性派〈ワインショップいわばえ〉

〈ワインショップいわばえ〉（長崎市片淵5-1220）は温度管理を徹底した自然派ワインの品揃えが素晴らしい。チーズやワイングッズも充実。

長崎県雲仙市エリアのおすすめスポットはコチラ

（ONE MORE PLACE）Architectureステンドグラスのアート感がたまらない〈聖フィリッポ西坂教会〉。

長崎26聖人殉教の丘に立つ教会は、ガウディを日本に紹介した建築家・今井兼次が設計。数ある教会の中でもかなりユニークなデザイン。外観も内観もよく見るとアシンメトリーなところもおもしろい。

photo_Kumiko Shiomi text_Yoko Saegusa

No. 1227

No.1227 『47都道府県、おいしいあの町へ』 2023年11月28日 発売号

47都道府県、あらゆる県のあらゆる町に、まだまだ私たちが知らない、おいしいものが待っています。 1県たりとも食べ逃したくない！ そんな食いしん坊心で、「47都道府県・全県グルメガイド」ができました。ガイド役は、各県に暮らす食通、総勢47名。それぞれの県から1箇所ずつ、今行くべきグルメエリアをピックアップし、在住者の目線で「おいしい地元案内」を披露してもらいました。郷土料理、食堂、スイーツ、ご当地土産、B級グルメから、グルメと併せてチェックしたいアートスポットやパワースポットまで、旅の目的地はなんと合計282スポット …

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