【広島】小園海斗、自身初フルイニング出場へ宝塚リトルの先輩・山田哲人塾で二塁守備磨く

阪神・坂本（右）と合同で自主トレを始めた広島・小園（カメラ・畑中　祐司）

　広島の小園海斗内野手（２４）が１０日、経験の少ない二塁守備に磨きをかけ、自身初のフルイニング出場につなげると誓った。ヤクルト・山田らと愛媛・松山での合同自主トレをスタート。「学べることはたくさんある」と過去に二塁手でベストナイン６度受賞の宝塚リトルの先輩を師事し、“山田塾”で成長する。

　開幕を遊撃で迎えた昨季は１１８試合で三塁を守り、１１月のプレミア１２では侍ジャパン二塁手としてベストナイン選出。今季の定位置は未定で、オフは一塁以外の内野練習に取り組む。二塁は名手・菊池が君臨するが「いろんなことができた方がいい」と想定外の三塁コンバートで苦労した昨季の教訓を胸に準備を進める。

　昨季はチーム唯一、自身初の全試合出場も、守備固めを送られることもあった。「まだまだ（守備で）信頼がないと思う。しっかり勝ち取りたい」。中軸として期待される打撃だけでなく、守りでも欠かせない存在となる。（畑中　祐司）