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雅な京都の雛祭り〜下鴨神社の「流し雛」

IGNITE / 2018年2月26日 21時0分

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3月3日といえば、桃の節句であり雛祭りだ。京都では歴史的な都らしく、神社やお寺、各所で様々な催しが行われる日なので注目したい。

その中でも、賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ、通称:下鴨神社)で開催される「流し雛」は、是非一度は見ておきたい雅な祭りである。

「流し雛」は、雛壇にお雛様を飾るようになる以前からあったと言われる行事。現在でも京都だけでなく、全国各地に僅かに残っている。

下鴨神社では、藁を編んで作られた「桟俵(さんだわら)」に乗せた雛人形を、境内を流れる「御手洗(みたらし)川」に流すという神事。「穢れ」を人形(ひとがた)である雛人形に託し、それを流すことによって無病息災を祈るというものだ。「厄払い」の一種と言える。

最初に御手洗社の前で、十二単に身を包んだお雛さま、衣冠装束のお内裏様、神職によって桟俵に乗ったお雛様が川面に置かれ、それがゆっくりと御手洗川を流れていく。

最後には一般の参拝者がめいめいに雛を流すことが出来るので、記念に参加するのもいい。

行事はたいてい午前中に行われるので、昼頃にはすっかり落ち着きを取り戻していた。皆の手で流された雛人形がたくさん浮かんでおり、そこだけ別の雰囲気を醸している。

平安時代から行われていた神事という事で、そんな歴史の古さのような、一種独特の空気がそこにあるのだ。

お雛様を流すことが出来なくても、記念にという事であれば、「水占い(みずみくじ)」があるので試してみては?

空欄が並ぶ御神籤を受け、御手洗社の前に浮かべる。雛人形と共に浮かんだ紙には、やがて文字が浮かび上がってきた。「大吉・願い事、体調、金銭」等々占いの結果が浮かび上がり、ちょっとした面白さが味わえる。

今年の3月3日は土曜日。我々一般人も参加出来る雅で珍しい神事に、立ち寄ってみることをオススメしたい。

(田原昌)

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