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セブンの「スムージー」愛好者、来店回数がとんでもないことになっていた! データで見えた、驚きの実態

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年4月3日 10時30分

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スムージー愛好者の利用実態とは?

 セブン‐イレブン・ジャパンが「お店で作るスムージー」導入店舗をどんどん増やしている。2017年に一部店舗で販売を開始した後、23年4月には約4000店舗まで拡大。24年7月末に約1万8000店舗導入を目指す方針だ。同社がスムージーの購買行動を分析したところ、興味深い結果が見えてきたという。3月27日に開催した商品政策説明会で、同社の青山誠一商品本部長がその狙いを語った。

 セブンのスムージーは、店内にある専用マシンで作るのが特徴だ。利用客が冷凍ケースからカップを取り出し、レジで支払いをした後、マシンにセット。ボタンを押して約70秒後に完成する。カップには冷凍した野菜・果物だけでなく、アイスキューブがはいっており、マシンの中で混ぜて完成だ。アイスキューブは、豆乳、はちみつ、果汁、ピューレ状にしたブロッコリーの茎などで構成されている。

 現在は「ベリーベリーヨーグルトスムージー」(330円)や「グリーンスムージー」(300円)などを取りそろえている。

 スムージーの購買行動はどのようになっているのか。セブン&アイグループ各社や提携企業の各種サービスで使える「7iD」の会員を対象に調べたところ、次のようなことが分かった。

 全会員の平均来店回数は1カ月当たり8.2回だ。一方、月に1回以上スムージーを購入した会員の来店回数は同15.5回、月2回以上だと同22.3回という結果に。23年6月の実績を見ると、スムージーを購入した会員は37万人で、月2回以上購入する人はそのうちの10万人だった。このような結果から、スムージーはセブンの利用を習慣化してもらう効果が見込めると考えられる。

●健康訴求を強化

 スムージーは健康を意識した人に支持されると考えられることから、セブンでは5月からパッケージを変更する。具体的には、カップの本体にカロリーを表示をするとともに、カップのふたには「1/3日分の緑黄色野菜が摂れる」「食物繊維入り」といった情報を付加する。健康訴求を強化する狙いだ。

 また、7月以降には2種類のメロンをぜいたくに使用した「メロン&メロン スムージー」(430円)を発売する予定だ。これまでの価格は300~330円なので、それより高価格帯になる。

 セブンがスムージーを強化する狙いには、フードロス低減もある。例えば、ブロッコリーをサラダなどに加工する際、通常だったら廃棄されてしまっていた茎をグリーンスムージーに利用している。

 セブンが強化するスムージーは、どこまで熱心なファンを増やせるか。

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