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「THE MATCHの視聴数を超える」 RIZIN榊原CEO、「朝倉未来VS.平本蓮」への期待を語る

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年4月28日 17時11分

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「超RIZIN.3でTHE MATCH 2022の視聴数を超えたい」と話す榊原CEO(撮影:鳥井大吾)

 4月29日に東京・有明アリーナで開催される格闘技イベント「Yogibo presents RIZIN.46」を前に、同イベントを主催するドリームファクトリーワールドワイド(東京都港区)の榊原信行CEO(榊は正確にはきへんに神)が、ITmedia ビジネスオンラインの単独インタビューに応じた。

 格闘技ビジネスで大きな話題となったのが、2022年6月に東京ドームで5万6399人を動員し、武尊と那須川天心が激突した「THE MATCH 2022」だ。ABEMAペイ・パー・ビュー(PPV、有料コンテンツに料金を支払って視聴するシステム)の売り上げは50万件を突破し、日本の興行史に残る記録となっている。

 榊原CEOはインタビューの中で「朝倉未来と平本蓮が闘う『超RIZIN.3』(7月28日開催)では、THE MATCH 2022の視聴者数を超えたい」と話した。

 「(2023年の大みそかの)『RIZIN.45』のPPVの視聴数は30万件を超え、最近でも平均で10万件を超える規模になってきている。確かに日本で50万件見られるのはすごいこと。ただ世界で戦っていくためには100万件、200万件見てもらえる市場を作っていかないといけない」(榊原CEO)

 RIZIN.46では「鈴木千裕VS.金原正徳」のフェザー級タイトルマッチが開催される。ABEMA、U-NEXT、スカパー!、RIZIN 100 CLUB、RIZIN LIVEといった各プラットフォームが生中継する予定だ。PPVを含めた今後のビジネス展望を聞いた。(アイティメディア 今野大一)

●PPVは平均で10万超え 大みそかは30万を記録

――RIZINも9年目になり、PPVを始め日本の格闘技ビジネスの在り方を変えてきた自負をお持ちかと思います。今後の課題をどう考えていますか?

 「日本発で世界に通用するコンテンツ」をもっと積極的に生み出していきたいと考えています。例えばワールドクラスの選手をRIZINに呼んでくるとか、自分たちの大会を海外の視聴者に届けていくことも必要ですね。今はネットによってこれだけ日本と世界がつながっていますから「日本でとんでもないやつが今度試合するみたいだよ」「あんなスーパースターが日本のRIZINに出るんだよ」という世界中の人の「まさか」を作っていければいいなと考えています。

 よく「格闘技はサプライズが大事」と言いますが、結局は本当にその「まさか」をどれだけ作れるかが、僕らのビジネスの肝なのです。 いい意味でも悪い意味でも予想外のことが起きると、皆さんは一気に飛びつきます。その一方で、想定内のことにはもう全く反応しないんです。だからサプライズをどれだけ作れるかが重要なのです。

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