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日本からデカコーンは生まれるか? 有力候補、マネーフォワードとフリーを徹底分析

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年11月19日 7時30分

 「バックオフィス向けのクラウドシステム導入にあたっては、顧客企業の業務フローの理解をした上で、実際にプロダクトを使いこなすまでのサポートが必要になることから、自社内に直販組織を組成しました。基幹システム全体の入れ替えは難しくても、経費精算やマイナンバー管理のみクラウド導入したいというお客さまもいらっしゃった」

 「また、使っていただく中で、次に導入したい別の領域のご相談もいただけました。こうしたご相談にのれる基幹業務系の設計に詳しい人を採用し、チームが大きくなる中で人事領域やERP領域とチームを分けていきました」

 従来の小規模事業者から、多様な中堅企業へユーザーが広がる中で、スムーズに対応できたことが、成功につながった。マネーフォワード代表取締役の辻庸介氏は「私たちが一番大切にしているユーザーフォーカスが重要でした。中堅企業のお客さまの実態に合ったプロダクトを提供しました」とグロービスのインタビューに答えた。

 中堅企業向けセグメントのARR(年次経常収益)前年同期比伸び率も、2021年度11月期88%であったところから、2022年度11月期には102%を実現。2023年度11月期も71%と、高い成長率を維持した。

 「マネーフォワードとフリーを徹底分析」の前編として、ERP業界の変遷やマネーフォーワードの戦略を解説した。後編では、フリーの成長戦略を解説し、両社の考察を踏まえた「ユニコーンからデカコーンへの成長戦略」についての仮説を紹介する。

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