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スマートグラス「XREAL」ユーザーが「Rokid」に浮気した理由 実機比較で分かったこと

ITmedia Mobile / 2024年4月14日 12時29分

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一見するとリモコンにしか見えないRokid Stationだが、このリモコンのようなデバイスに「Android TV」というOSが搭載されている

 「メガネのように軽くて、かければ目の前に大画面」――。最近、このような特徴を持つ、いわゆるスマートグラスなる製品がより身近な販路で購入できるようになってきた。

 代表的な製品でいえば、「XREAL Air」シリーズだろう。2023年11月22日には、NTTドコモがスマートグラス「Rokid Max(ロキッド マックス)」と、携帯可能なAndroid TV搭載デバイス「Rokid Station(ロキッド ステーション)」の取り扱いを発表した。

 これらの製品は、本体内部のグラス(レンズ)をディスプレイに見立てて、肉眼で見える光景にディスプレイに映した映像や画像を重ねて表示できるのが特徴だ。視界をふさいでしまう「VRゴーグル」とは別物だ。

 筆者はこれまでXREAL Airシリーズ、特に「Air 2 Pro」を気に入り、愛用してきた。詳細は後述するが、電気的に透過度を切り替えられるのが、他のAirシリーズにはなかった大きな特徴だ。

 一方、Rokid Maxは透過度の切り替えはできないものの、Android TV搭載デバイスのRokid Stationと組み合わせて使うことで、スマートフォンやPCの映像や画像をミラーリングせずにコンテンツを楽しめるのが特徴だ。

 Air 2 Proでも十分、スマートに扱えるのだが、しばらく使っているうちに“物足りなさ”を感じてしまった。主にスマホのミラーリングデバイスとして活用していたのだが、「スマホが手元になくてもコンテンツを楽しみたい」「充電しながら使いたい」の2点をかなえるデバイスを探していたわけだ。

 そんな最中に見つけたのが、Rokid MaxとRokid Stationだ。

●Rokid MaxとRokid Stationを選んだ決め手

 「Google Chromecast」や「Apple TV」を想像すると、Rokid MaxとRokid Stationがそれぞれどのような役割を持つのかが分かる。ChromecastとApple TVはディスプレイに接続することで、動画や音楽などのコンテンツをディスプレイに表示できる。OSにAndroid TVを採用したRokid Stationも同じで、Rokid Station本体にはディスプレイがないため、そこから映像をRokid Maxにケーブルで出力して使う。

 Rokid Maxはメガネ感覚でかけて使えるので、寝ながら「YouTube」「Prime Video」「Abema」「NHKプラス」「TVer」を視聴できる。このような使い方はXREALとスマートフォンの組み合わせでもできるし、映像出力元のデバイスとOSは違えど、Rokid MaxとRokid Stationの組み合わせとほとんど変わらない体感を得られるはずだ。

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