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約20万円でも「Xiaomi 14 Ultra」が想定以上の反響だった理由 ミッドレンジは“企業努力”で価格を維持

ITmedia Mobile / 2024年6月17日 11時49分

約20万円でも「Xiaomi 14 Ultra」が想定以上の反響だった理由 ミッドレンジは“企業努力”で価格を維持

日本で待望の発売となったフラグシップスマートフォン「Xiaomi 14 Ultra」

 エントリーモデルやミッドレンジモデルを中心に日本で販売を伸ばしてきたXiaomiだが、フラグシップモデルの投入は見送られてきた。型番の最後に“T”のつく費用対効果を重視したハイエンドモデルは導入されていた一方で、Xiaomiの後に数字を冠したフラグシップモデルは発売されてこなかった。こうした状況を変える1台になったのが、5月16日に販売を開始した「Xiaomi 14 Ultra」だ。

 2月にグローバル版が発表された同モデルは、そのカメラ性能の高さや、装着するとまるでデジタルカメラのような撮影が可能になる「Photography Kit」が大きな話題を呼んだ。日本では、キャンペーンでこのPhotography Kitが付属。キャリアモデルとしての展開はないが、KDDIは「au +1 collection」として同モデルをauショップなどで販売する。また、MVNOではIIJmioが独占的に取り扱うことを表明した。

 一方で、フラグシップモデルゆえに、その価格は約20万円(税込み、以下同)と高い。日本ではオープンマーケットの市場がまだまだ小さく、ハイエンドモデルとなると、その数はさらに少なくなる。ここに、Xiaomi 14 Ultraを投入した勝算はどこにあるのか。Xiaomi Japanで取締役社長を務める大沼彰氏と、商品企画を統括するプロダクトプランニング本部長の安達晃彦氏にお話を聞いた。

●Xiaomi 14 Ultraの発売はユーザーからの要望が全て 反響は非常に大きい

―― ついにフラグシップモデルを日本で発売できましたが、その経緯や背景を教えてください。

大沼氏 昨年(2023年)の発表にさかのぼりますが、昨年は、日本でのビジョンや事業としてどうやっていくのかといったお話をしました。その中で、1つ目の扉を開けたつもりです。私の思いとして、その扉をどんどん開けていくというお約束もしました。(Xiaomi 14 Ultraは)その第2弾で、次の扉を開けたというのが大きなメッセージです。

 Xiaomiは日本に来たばかりで、他のメーカーと比べるとまだまだ歴史が浅い。しっかりブランドを立てていかなければいけないのは、課題の1つです。その課題を解決するのに、フラグシップモデルは最適です。やはり日本の皆さまにはグローバルの情報が入ってきますし、各メディアの方からも「いつ出すのか」というご質問がありました。そのご要望が全てだと思っています。

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