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SIMフリー市場にも“復活”のFCNT arrows We2/We2 Plusの反響、ハイエンド機やらくらくスマートフォンの今後を聞く

ITmedia Mobile / 2024年9月24日 11時37分

外谷氏 OSアップデートの回数はarrows Weで2回、ミドルレンジモデルで3回としていて、ソフトウェア更新(セキュリティアップデート)は4年にしています。いったん、このタイミングでコミットできる回数としてお伝えしていますが、初代arrows Weは販売期間が長くなったので、そのぶん安心して使っていただきたいということで、結構無理をして提供しています。ロングランで販売していくことがあれば、継続して使っていただく取り組みをしていきたいですね。

―― 例えばGoogleのPixelだと7年というアップデート期間が保証されていますが、ローエンドモデルだとさすがにそこまでは厳しいですよね。OSの前にバッテリーなどのデバイスに寿命が来てしまいそうですし。

外谷氏 OSバージョンアップもソフトウェアアップデートもタダではなく、特にOSは非常に費用がかかるので、そこは工夫をしなければいけないと考えています。ただ、商品には耐用年数もあります。今の買い替えサイクルが4、5年だとすると、そこにはしっかり応えて強化していかなければいけないと考えています。

●AIのようなイノベーションを提供するのにハイエンドモデルが必要に

―― 今は比較的スペックの高いモデルが中心ですが、スマホに生成AIを取り入れる流れが加速しています。arrowsシリーズをAI対応させるとき、この部分もレノボとのシナジー効果を出していくのでしょうか。

外谷氏 AIにはレノボグループとしてかなり投資をしていて、グローバルではモトローラが「moto ai」を発表しています。FCNTは、そこと共有してAIを活用していく方針です。ただし、われわれのお客さまは日本がメインです。レノボが開発し、モトローラが搭載しているものをそのまま載せればいいかというと、そうではありません。日本語や日本の文化への対応も必要で、ローカライズはしっかり見ていく必要があります。その辺の議論は、ちょうど今しているところです。

 AIはキーワードになっていますが、あくまでいろいろな価値を届けるための手段の1つです。AIを載せることが目的になってしまうと、弊害もあります。そういったマイナスが出ないよう、うまくバランスを取りながら付き合っていきたいと考えています。

―― その意味だと、arrowsのハイエンドモデルに期待する向きもありそうです。ミドルレンジにステップアップした後、そのような端末を投入するお考えはありますか。

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