1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. パソコン

シャープがEVを売りたい理由 CTOに聞く、“シャープらしさ”を取り戻すために今考えていること

ITmedia PC USER / 2024年9月12日 15時5分

 例えば自然災害などが発生し、停電したり、場合によっては地域が孤立してしまったりといったことが国内でも起きています。多くのAIoT家電が接続されたデータをもとに、電気が停止したエリアなどを即座に把握することができますから、自治体や関連団体と連携することで、迅速な救助活動や支援活動につなげることも可能です。

 AIoTが防災レジリエンスや高齢者見守り、家事支援、カーボンニュートラルといった社会課題の解決に向けた基盤へと進化し、それを実現するために地域との連携を加速していく考えです。SHARP Tech-Dayでも、AIoT 3.0の展示コーナーを設けて、AIoTがどんな形で社会のお役に立てるのかを紹介する予定です。

―― 「SHARP Tech-Day'24 “Innovation Showcase”」の来場者には、何を感じ取ってもらいたいですか。

種谷 ひと言で言えば「シャープのDNAとは何か?」ということを、来場者の方々に感じ取っていただきたいと思っています。そして、「この技術を使ってみたい」と思ってもらえることが大切だとも考えています。

 Game ChangerやNext Innovationという言葉は、振り返ってみると当社が100年以上に渡って、脈々と受け継いできたものです。創業者である早川徳次氏の「他社が真似するような商品を作れ」という言葉も、当社がGame Changerとなり、Next Innovationを起こしたからこそ、他社が追随し真似されることになったわけです。

 私がシャープに感じるDNAは、早くユーザーの価値に気が付き、それを技術で解決するという意欲を持った社員で構成されている点だと思っています。これを、今回の展示の中で感じ取ってもらいですね。

 全ての展示の中に、当社のDNAが埋め込まれています。それを見たパートナー企業が、当社と一緒にやってみたいと思っていただき、学生にはシャープで働いてみたいと感じてもらいたいですね。

 SHARP Tech-Dayは技術展示イベントとは位置付けていますが、技術イノベーションの展示会ではなく、ユースケースイノベーションの展示会であり、そこからNext Innovationが生まれると思っています。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください