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試して分かった「Core Ultra 200V」の実力! Intelの新型CPUはゲームチェンジャーだと思ったワケ 現行ノートPCとの決定的な違いは?

ITmedia PC USER / 2024年9月24日 22時15分

SSDは必要十分な性能

 レビュー機は、PCI Express 4.0接続の512GB SSDを搭載している。モジュールはSamsung Electronics(サムスン電子)製の「MZVL8512HELU-00BTW」だ。同社の「PM9C1シリーズ」の512GBモデルの1つで、公称のシーケンシャル(連続)リード性能は毎秒4950MB、シーケンシャルライト性能は毎秒2500MBとなる。

 「CrystalDiskMark 8.0.4」で読み書き性能を計測してみた限り、本機ではおおむね公称通りのパフォーマンスを発揮できているようだ。必要十分な性能といえるだろう。

バッテリー持ちは公称の動画再生時で「約13.1時間」

 本製品には4セル(定格容量72Wh)のリチウムポリマーバッテリーが搭載されている。付属のACアダプター(最大65W出力)を使うと、約49分で容量の60%まで充電できるという。

 日本向けモデルの公称駆動時間は、JEITAバッテリ動作時間測定法(Ver.3.0)に基づくと動画再生時で約13.1時間、アイドル時で約19.7時間、同法(Ver.2.0)に基づくと約23.3時間だという。有機ELディスプレイを使っていることを勘案すると、駆動時間は比較的長めだ。

 実際の駆動時間は、この後のベンチマークテストでチェックしたい。

●SoC(CPU)の性能は「メーカー次第」

 ここ最近、Intelのモバイル向けCPU/SoCは「標準消費電力(PBP:Processor Base Power)」と消費電力の「上限値」「下限値」を定めた上で、実際の消費電力設定はPCメーカーに“お任せ”している。つまり、同じCPU/SoCを搭載していても、メーカーやモデルによってパフォーマンスに差が生じうるということだ。

 この点はレビュー機が搭載しているCore Ultra 258Vも例外ではなく、Intelが定める消費電力設定は以下の通りとなっている。

・標準:17W

・下限:8W

・上限:37W

 今回レビューしているZenbook S 14(UX5406)では、ユーティリティーアプリ「MyASUS」で冷却ファンの回転モードを設定できるが、ファン回転モードに応じてSoCの消費電力の下限/上限設定が変わるようになっている。具体的には以下の通りだ。

・ウィスパーモード(最大ノイズ:25dBA)

・最小:12W

・最大:17W(純正標準値)

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