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RWS搭載海自護衛艦に疑問

Japan In-depth / 2019年4月7日 23時0分

しかも筆者の取材に対して、防衛装備庁は、普通はRWSに搭載されて当たり前のレーザー測距儀や、自動追尾装置は搭載されてないと説明した。だがこれは実は「極めて重要な情報」ある。先述のように、これらがないためにFFMのRWSは近接する高速ボートを正確に射撃できずに、自爆テロに弱い。このような通常のRWSを搭載した水上戦闘艦にはあり得ない「弱点」を有している。これを自ら暴露してしまったのだ。これを「重要」な情報と理解していない。


今後導入されたRWSの運用を通じて、以後に調達されるFFMではRWSの見直しがされることを切に願うものである。また装備調達のあり方、装備情報の扱い方を各幕僚監部、装備庁ともに抜本的に見直すべきである。率直に申し上げてこれではプロと言えないレベルである。


日本製の兵器の性能が低いのは確かにメーカーサイドの能力によるところもあるが、それ以上に装備庁や自衛隊の要求側の能力の低さ、当事者能力の欠如に起因することころが多く、これは構造的な欠陥となっている。これを是正しない限り、有事に役に立たない欠陥兵器を高い値段で調達し、税金を浪費する悪癖が続くことになる。


トップ写真:RWSが搭載される護衛艦「しらぬい」の進水式(2017年10月12日)出典:海上自衛隊ホームページ


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