人質報道はこれでいいのか?
Japan In-depth / 2019年4月12日 18時3分
「自分のやりたいことをできることがどれだけ貴重だったか、なんと素晴らしい時間だったか。好きなコーヒーをいれる、好きな本を読む、その些細な選択と時間さえもどれだけ幸せなことだったか。やれなくなってから、やりたいと思うのは本当に辛いから、やれる間にやるべきだ。」
「自分の本当にやりたいことは他人には理解できないもの。でも、それは全く気にしなくて良い。まだ誰も知らない新しい社会は、何をやっているか分からない人たちが作っているから。結果として、皆が同じ方向を見て、同じことをやっている社会は何も生み出さない。他の人がよくわからない、変わったことをやっている時に、批判をするのではなく『しょうがない人だ』と温かく見守ることができる社会がいい。好きなことを貫くとぶつかることがある。その時はよく話し合い、どうすればお互いが好きなことを貫き通せるかを考えることが大事。皆さんには、とにかく好きなことを突き詰めてやって欲しい。それが理解されなくても気にしないで。そして周りの好きなことをしている人のことも全て理解しなくてもいい、でも温かく見守ってあげてほしいと思う。そんな日本の社会であってほしい。」と講演を締めくくった。
安田氏のようなジャーナリストが体を張って取材をすることで、私たちは戦場の裏側で何が起きているのかを知ることができる。それを知ることで、国際情勢、政治、平和の尊さ、戦争の惨さ、未来に生かさなければならない多くのことを私たちは考えることができる。日本人は大きな事件が起きないと国際情勢に関心を持たないという悲しい現実がある。安田氏がこのような講演を行うことは意義のあることだと思った。大手メディアも戦争報道の在り方を真摯に考えるべきだろう。
トップ画像:安田純平氏 ©Japan In-depth編集部
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