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「北朝鮮:もうディールするしかない状況」松川るい参議院議員

Japan In-depth / 2019年9月30日 14時7分

「北朝鮮:もうディールするしかない状況」松川るい参議院議員


安倍宏行(Japan In-depth編集長・ジャーナリスト)


Japan In-depth編集部(坪井恵莉)


「編集長が聞く!」


【まとめ】


・早急に日朝会談を開催し、北朝鮮と関係を構築することが望ましい。


・韓国反日政策に対し、韓国国民への情報戦と国際世論戦を仕掛けるべき。


・イラン情勢、日本の貢献の余地は少ないが、米との交渉の橋渡しを期待。


 


【注:この記事には複数の写真が含まれています。サイトによっては全て表示されないことがあります。その場合はJapan In-depthのサイトhttps://japan-indepth.jp/?p=48185でお読みください。】


 


サウジアラビアの油田施設が何者かの攻撃を受け、その攻撃にイランの関与が疑われた事件は世界に大きな衝撃と動揺を与えた。緊迫した状況が続く中東情勢や、解決の糸口が見えない朝鮮半島情勢に対して日本はどのような対応を取るべきなのか、元外交官の松川るい参議院議員に話を聞いた。


 


安倍: アメリカとイランの対立の行方をどうみているか?


松川: 今世界的に一番動いているのは、イラン情勢。朝鮮半島が日本にとって最大の外交懸念事項であるように、ヨーロッパにとっての北朝鮮がイランである。


北朝鮮問題が米朝で膠着しているが、似たようなことが(中東でも)起きている。中東におけるアメリカの影響力が低下した結果、その空白を埋めているのがロシアとイラン。アジアにおいては中国が空白を埋めている。


北朝鮮はイランとは違って既に核兵器を50-60個作っていて、恐らくICBMもほぼ完成している。(北朝鮮については)もうディールするしかない状況にある。これは、トランプ大統領が戦争する気がないこと皆が分かってしまっているから。(北朝鮮は)アメリカから軍事的な攻撃を受けることはないと確信している。


トランプ大統領はG20サミットの後に、何も進展がないにも関わらず、金正恩総書記とDMZ(軍事境界線)を超えた。(その時)トランプは北朝鮮の核を容認する気だなと思った。日本も米朝間で(ディールの)見通しが立ったら、日本を敵にしないで、安定した関係を持っておくのが得であるという環境を作る(ことが大事)。


安倍: 安倍首相が首相の間に日朝関係に道筋をつける必要があるということか。


松川: そうならなかったときのシナリオが芳しくない。文在寅政権は極左、親北の非常に特異な政権。彼のアジェンダは南北統一と積弊清算。日韓関係はなかなか元には戻らない。


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