「スモールビジネスから始めてみよう!」学習塾NEXT GENERATION前田龍吾代表取締役
Japan In-depth / 2022年7月8日 14時16分
僕の場合は、起業しようと考えたときに自分の武器は何かと考えて、高校時代に沖縄県で首席を取ったという分かりやすいバリューを提案できると気づいたのです。且つ、大手にはできないことをやろうと思ったんですね。大手の塾は集団授業がメインなので、大手の塾の生徒の話を聞くと、もっと質問対応の時間を作ってほしいとか、もっと自分の勉強ペースを見てほしいとか、一人一人を細かく見るというところが大手には難しいのです。だから、僕はそこがやりどころだと思いました。
このように大手にできないことは結構あって、スモールビジネスから始められることはきっと見つかります。だから、世界を変えるイノベーティブなことを最初にやるのではなく、2点目3点目で狙っていけばよいと思います。
僕の場合、塾を経営していく中でやっと子ども一人一人に最適化されたAI先生を作るというイノベーションを引き起こせそうなアイデアに出会えました。今、世の中には豊富な参考書や動画教材がありますが、それをどのように使うのかわからない生徒だったり、そもそも学習習慣をうまく作れてない子供達が多くいます。僕の塾は勉強ではなく、勉強法を教える塾なのですが、その「勉強法を教える」という部分をAIによって自動化することによって、個人に最適化されたコーチングが実現できるという構想です。このように、イノベーティブなアイデアはスモールビジネスから生まれて来ることもありますので、やはり何かしらスモールビジネスを始めてみるのが良いと思います。
樊:最後に挑戦したくてもなかなか行動に移せていない人たちに向けて伝えたいことは何ですか?
前田氏:抽象的かもしれませんが、答えは身近なところにあるということを伝えたいです。昔の自分はとにかく華やかな起業の世界に憧れて、新しいアイデアを探そうとしていたのですが、結局やったのが学習塾であったように、既に知っているビジネスをやりました。
身近にあって自分の中にあるものに目を向けてみて、それでできることがないか、考えてみてほしいです。本当に何から始めても良いと思います。自分や他の人が困っていることとかはよく聴くといいかもしれないですね。案外そこに求めている答えが潜んでいたりするので、人は何に悩みを持っているのだろうと考えてみたり、日常をもっと深く見ることがよいのかもしれません。そして、まずは1円でもいいから稼いでみることが大事かなと思います。頑張ってください。挑戦する学生の皆さんを応援しています!
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