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「スモールビジネスから始めてみよう!」学習塾NEXT GENERATION前田龍吾代表取締役

Japan In-depth / 2022年7月8日 14時16分

 


前田氏のインタビューは、2022年5月20日に行われました。


写真提供:前田龍吾氏。


・スモールビジネスとスタートアップの違い


スモールビジネス:既に市場が存在することが証明され、市場環境の変化は少ない。自己資金、銀行融資で成り立つ。既存市場をベースにした持続的イノベーションである。


スタートアップ:市場が存在することが確認されておらず、不確実な環境の下で競争が行われ、タイミングが非常に重要である。ベンチャーキャピタリストや投資家がステークホルダーとなる。既存市場を再定義するような破壊的イノベーションである。


 





















出典:内閣府 科学技術・イノベーション推進事務局


 


現在の日本では、米国や中国と比べ世界レベルで戦えるベンチャー企業はまだまだ少ない。米中との差の大きな原因には「リスクキャピタル[1]」「ベンチャーキャピタル」[2]といった投資資金が少なく、スタートアップが育たない点が挙げられている。こうした現状を打破する一つの方法として、国は大学の質の高い研究成果・人材を活用し、スタートアップ創出を目指す「大学強化」の必要性を訴えている。


 


スタートアップの数が足りていない日本の現状として、ベンチャー・スタートアップの成長によって日本経済を発展させるためには、アントレプレナーシップ[3]がある学生起業家を増やしていくことが必要だ。アメリカのGAFAも元はといえば一ベンチャーに過ぎなかったのだ。学生も含め、日本の起業家には大きな目標を掲げて頑張っていただきたい。


 


ただ、学生がいきなりグローバルな規模のスタートアップを立ち上げることは決して容易いことではない。そこで、前田さんのようにまずはスモールビジネスから始めて学生時代にビジネス経験をしっかり積み、同時に信用を得ることが大切だろう。そこからスタートアップを視野に入れることで、学生が自分の志を形にする一つのロールモデルになり得る。スタートアップ企業が育たない日本社会の変化にも繋がるのではないだろうか。


[1] 経営危険を負担する役目を負った資本


[2] ハイリターンを狙ったアグレッシブな投資を行う投資会社


[3] 新しい事業を創造し,リスクに挑戦する姿勢


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