1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

メディアが報じない政策を語る!Part2「ライドシェア」Japan In-depth創刊10周年記念対談 元環境大臣小泉進次郎衆議院議員

Japan In-depth / 2024年1月22日 14時30分

疲労度っていうのは疲れるってことですよ。よく考えてください。タクシードライバーさんになって「3時間以上やると疲れてしまいます」ということがあったら、「そもそもタクシードライバーさんとしては適性がないのでは?」と思うでしょう。





では、「この規制は誰を守ってるんですか?」という話になる。これが規制改革の、ある意味真髄の一つなんです。何のためにやっているのか?ということが時代と合わせて変わってくる。誰も幸せになっていないルールの一つがこういうものなんです。





これを変えていくことによって、ハードルも下げて二種免許を取りやすくすることができればタクシーだって増えますよね。だけど、仮にイギリスのライドシェアのように二種免許的な位置づけを与えてマイカーが走るようなライドシェアをやろうとしたら、二種免許の改革もやらなきゃいけないのです。





安倍: 同時に、ですね。





小泉: はい、同時に二種免許の改革もやります。そこで今後ポイントとなってくるのはやはり、まず世界ではどういったライドシェアをやってるのか、という認識を国内で共有してもらうことと、安全対策を置き去りにしたままライドシェアが行われることは絶対にありません、ということをちゃんと伝えることだと思ってます。





■安全性において雇用は絶対条件か?





安倍: 安全対策はもちろんですね。しかし、それがタクシー会社による雇用って話になるんですか?





小泉: この「雇用をしないとダメだ」というところは、かなり誤解されているか、もしくは意図的な誤解で言われていると思います。





安倍: もう既に私も言ってしまいましたよね。





小泉: そうなのです。今この番組を見ている人は「なぜ雇用の問題の話になるの?」と思っているかもしれませんが、ライドシェアをやる場合、そのライドシェアの運転手さんはプラットフォーマーやタクシー会社から雇用されている形でないといけない、と言っている業界や国交省も含めた声と、業務委託という形も必要だと思っている私や、ライドシェアもタクシーも両方必要なのだと言ってる立場の声があります。この違いは、安全性を担保するためには何が必要なのかという議論から来ているのです。





『雇用をしっかりしなくては安全性は保てない』という立場の人と、『安全性は雇用か業務委託かどうかで決まるものではない』という立場の人と、認識をどうやって合わせられるかどうかです。





私は雇用だけでなくて業務委託も選択肢として認めないと、ライドシェアに供給力は出ないと思っています。業務委託を認めたからと言って安全性が担保できない、ということには繋がらない。例えば命を預かる大切なお仕事の中で、すでに業務委託でやられてることってあるんですよ。それは、訪問介護や訪問保育、いわゆるベビーシッターです。こういったものはすでに業務委託でやられています。高齢者の命と子供の命を預かる大切なお仕事を、業務委託で既にやっているということが安全性を担保していない、と言えますか?違いますよね。





この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください