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【エンタがビタミン♪】次期大河『西郷どん』は「征韓論」をどう扱う? 安倍政権「“明治維新の映画”支援検討」は吉凶どちらに出るか

TechinsightJapan / 2017年1月16日 6時0分

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2017年のNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』が放送スタートする1月8日の前日、「政府が明治維新の映画支援検討」というニュースが流れた。『直虎』は戦国時代を描いたものだが、2018年の大河ドラマに決定している『西郷どん』は明治維新の立役者・西郷隆盛が主人公だけに政府が映画支援を考えている時代と同じだ。

報道によると、政府は1868年の明治維新から150年の節目となる2018年の記念事業として「明治維新の映画やテレビ番組の制作支援」の検討に入った。「明治の精神に学び、日本の強みを再認識する」ことに重きを置き、この夏には大枠をまとめる予定という。

一方、2018年のNHK大河ドラマ『西郷どん』(せごどん)は林真理子さんの原作小説を基にNHK連続テレビ小説『花子とアン』やテレビ朝日系のドラマ『Doctor-X 外科医・大門未知子』シリーズなどの中園ミホさんが脚本を手掛け、主演は鈴木亮平に決定している。2017年7月からクランクインする予定で、政府の記念事業と同時期に進行すると思われる。

政府が独自に明治維新の映画やテレビ番組を支援する作品については早くも懸念する声が聞かれる。明治維新によって西洋文化を取り入れ富国強兵政策によって発展した部分も多いが、今の日本にその時代を重ねるとどうしても太平洋戦争突入を想起するからだ。ただ、大河ドラマ『西郷どん』に政府が口出しすることは考え難い。しかしながら番組制作側が政府の記念事業に配慮する可能性はあるだろう。

西郷隆盛は「征韓論」で知られるが、一説では明治新政府が朝鮮との国交復活を目指して国書や交渉団を送っても受け入れないことに業を煮やし閣議で「討伐すべき」との意見が出た時、西郷自身は出兵に反対したと言われる。

西郷は自分しか朝鮮との国交問題を解決できないと考え、自ら兵を連れずに交渉に向かうと主張するが反対され叶わなかった。ところが、世間では西郷ら朝鮮を征伐しようとする“征韓派”と大久保利通ら内政の優先を主張する“内治派”とされて西郷の「征韓論」と呼ばれるようになった。

西郷が政府に辞表を提出して薩摩に戻ったのは、そのような陰謀がまかり通る新政府に不満を持ち“大改革”の気を伺うためだったと言われる。ただ、彼がそのタイミングを見極めようとしているところに、新政府の企みもあって薩摩の若手が暴発して西南戦争を余儀なくされる。

ドラマ『西郷どん』がそうした経緯をどの程度描くかは分からないが、西郷隆盛がクローズアップされることで再び史実が論じられるきっかけになれば今の政府にとって逆風となるかもしれない。ドラマ制作側がその辺りをどのように進めるのか見どころである。

昨年11月に西郷役が発表されると、彼は『鈴木亮平オフィシャルブログ』で「実は、西郷隆盛という人は、未だに謎だらけでして。何しろ人生が本当にドラマチック。調べれば調べるほど、山のように大きく、海のように広く深い、掴みどころのない人です。少なくとも今のところ…」と役作りに燃えていた。坂本龍馬と並び人気のある幕末の英雄だけに、その人柄をどのように演じてくれるかも楽しみだ。

出典:http://ameblo.jp/suzuki-ryohei
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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