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【海外発!Breaking News】虐待されたロバ スイス人旅行者達が飼い主から救出(エジプト)

TechinsightJapan / 2017年10月31日 14時53分

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動物愛護及び保護の意識は世界中で広がりつつあるが、それでも虐待同然の扱いを受けるペットや家畜は未だに多い。他国を訪れた人々が動物へのひどい扱いを目にしてショックを受けることもあるようだが、中には見て見ぬふりをせず勇敢に立ち向かう人も存在する。このたびエジプトを訪問していたスイス人の旅行者達も、そうした勇気ある人々であった。1頭のロバが虐待される様子を見て、旅行者達はスイスへ連れて帰ることを決意し行動したのだ。『Egypt Independent』などが伝えている。

エジプトを旅行していたこのスイス人グループは、ピラミッドがあることで有名なカイロ近郊のサッカラを訪れた際、男性がロバを体に痣が残るほどひどく打ちのめしている様子を目にした。

この仕打ちを見かねた旅行者らは、このロバを800ユーロ(約10万5000円)で買い取ると申し出たが、飼い主はそれを拒否。旅行者達はさらに500ユーロを上乗せすると提示したが、同意は得られなかった。

だが旅行者達は諦めなかった。彼らはその後、考古省や観光警察といったエジプトの公的機関と連絡を取り、飼い主を警察に連れて行ったのだ。これで埒が明かない場合は法的措置を検討していたというが警察で話がまとまり、最初の提案通り800ユーロで飼い主からロバを譲り受けることになった。

その際、飼い主は「ロバの世話をするから自分もスイスに連れて行ってほしい」と図々しくも要求したそうだが、旅行者達は当然それを拒否している。なお万が一、この飼い主がスイスを訪れた場合には、動物虐待の容疑で実刑判決が下される可能性があるという。

ひどい状況から救出されたものの、ロバは旅行者達と一緒にスイスへ向かうことは叶わず、今もエジプトに留まっている。この国の動物の出国には非常に煩雑な手続きが必要となり、時間もかかってしまうからだ。そのため現在はカイロのブルック動物病院において治療を受けながら、これら法的手続きの完了を待っているそうだ。

画像は『Egypt Independent 2017年10月23日付「Swiss tourists pay 800 euros to fly abused donkey in Egypt to Switzerland」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 椎名智深)

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