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【海外発!Breaking News】ゾンビに扮したまま病院に搬送された女性 医師らメイクと気付かず緊急対応(米)

TechinsightJapan / 2019年10月9日 21時30分

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10月31日のハロウィンに向け、アメリカのスーパーやモールではハロウィンのお菓子や仮装グッズが並んで盛り上がりをみせているが、毎年必ずと言っていいほど物議を醸すのが行き過ぎたメイクや仮装である。米ミシガン州で先月末、仕事でゾンビのようなメイクを顔に施された女性がパニック発作を起こし、そのまま病院に搬送された。しかしメイクのあまりのリアルさに、医師らは女性を重症患者と思い込んでしまったのだ。

米ミシガン州をベースに活躍し、チャーリー・ウィルソンなどのバックダンサーとしてツアーを回るジェイ・フィアースさんは先月30日、ハロウィンのマーケティングキャンペーンの撮影のためプロのメイクアップアーティストにゾンビのメイクを施してもらった。しかし3時間後、メイクが終了していざ撮影という時になって、ジェイさんは突然頭に血が上ったようになり身体の震えがとまらなくなる‟パニック発作”を起こし、ミシガン州ローヤル・オークにあるボーモント病院へ搬送された。ジェイさんの顔は鼻から口にかけて酷い火傷を負い、肉が剥き出ているかのように見えるメイクが施されていた。

医師はジェイさんを一目見るなり「すぐに患者をトラウマ(外傷)センターへ。かなりのショック状態に陥っているに違いない。それにしてもいったい何が起こったんだ」と口走り、ジェイさんをすぐに処置が必要な重症患者として対処を始めた。



ジェイさんはこの時、医師にゾンビのメイクをしていることを敢えて伝えず、そのままレベル1外傷センターへ運ばれた。緊迫し、混乱するスタッフ。しかしジェイさんの処置を始めようとした医師が、ようやく酷い外傷がメイクであることに気付いた。ジェイさんは医師らの溜息交じりの反応を横目に、その日は不安や発作を抑える治療を受けて帰宅したという。

その後、ジェイさんはこの日の出来事をゾンビメイクの写真を添えてFacebookに投稿したところ、『FOX 2 Detroit』が取り上げて拡散した。同メディアの「なぜ医師にメイクのことを話さなかったのか?」という質問に、ジェイさんは苦笑しながらもこう語っている。

「メイクをしているなんて、わざわざ言わなかったわ。だって、医者でしょう。そのくらいわかるはずだわ。」

また、ジェイさんのメイクを担当したビューティ・ボックス・スタジオズのタイラ・アシュフォードさんは「私たちのメイクが素晴らしいってことよね」とまんざらでもない様子であった。

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