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【海外発!Breaking News】亡くなった中絶クリニック医師の自宅で2400体もの胎児の遺体が見つかる(米)

TechinsightJapan / 2019年10月31日 9時50分

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アメリカで中絶クリニックの医師をしていた男性の自宅から2400体以上の胎児の遺体が見つかった。本人が既に他界していることもあり、謎に包まれた彼の行動に地元の人達は大きなショックを受けている。『The Sun』『The Herald-News』などが伝えた。

先月13日、米イリノイ州ウィル郡クレタタウン、クレタのパインコートの住居から2200体以上もの胎児の遺体が発見された。この家は先月3日に79歳で亡くなった、中絶クリニックの医師ウルリッヒ・クロップファー氏(Ulrich Klopfer)の自宅だった。

クロップファー氏が亡くなったことにより彼の家族が、先月12日に遺産の整理のためか自宅の車庫を確認したところ床から天井まで積まれた箱があり、中には数え切れないほどの胎児の遺体が保存処理されて真空パックに入れられていた。後の調べで、遺体は2246体にものぼることが分かった。

驚いた家族は弁護士のケビン・ボルジャー氏(Kevin Bolger)に連絡し、ボルジャー氏から検視官事務所に連絡が入ったことで、翌日に保安官と検視官がやってきて遺体を回収した。またその数週間後には、クロップファー氏の自家用車のトランクの中からさらに165体の胎児の遺体が発見されたという。クロップファー氏は胎児のことについて周囲に話していた様子はなく、妻でさえ知らなかったようだ。

クロップファー氏は生前、1973年の連邦最高裁判所が女性の権利として人工中絶を認めた「ロー対ウェイド」判決の数か月後にインディアナ州で中絶手術を始めた。そして1993年頃まで毎年3500件もの中絶の処置を行い、40年間で約50000件の手術をしたという。

しかし彼は、2000年頃から州法を無視した患者のケアやずさんな手術方法、また書類の不備などがあったことで、2016年にインディアナ州の監査機関から医師免許を剥奪されることとなった。

『The Sun』によると、クロップファー氏にはゴミや不要なものを捨てずに取っておくという行動があったそうだ。弁護士のボルジャー氏は「彼の自宅のいくつかの部屋は古いテレビや新聞雑誌、その他の機器がいっぱいで、中に入ることができない状態だった」と明かした。しかしながらボルジャー氏は、クロップファー氏のこれらの行動が胎児の遺体を保存していた原因とは結びつかないと述べている。

クロップファー氏が胎児の遺体を多く保存していた2000年初め頃、インディアナ州では胎児の遺体を処理業者に送り、医療廃棄物とともに焼却することになっていた。これには胎児1体につき10ドル(約1090円)かかるため、クロップファー氏が経費を節約しようとしたのではないかと言われている。後にインディアナ州では2016年に、胎児は人間の遺体と同様の扱いで埋葬されるか火葬するように法律で義務付けられるようになった。

しかしながらクロップファー氏の妻は、彼がなぜこのようなことをしたのか理解できず大きなショックを受けているという。ボルジャー氏は「彼はこの答えを墓場まで持って行ってしまいました」と語った。クロップファー氏が亡くなった今、胎児の遺体を保管していた理由は永遠にお蔵入りとなってしまったようだ。

画像は『The Sun 2019年10月27日付「SICKO DOC Monster abortion doctor kept foetuses of 2,400 babies in his home and car」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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