【海外発!Breaking News】火事に気付いた小さな犬、ギャンギャン吠えて就寝中の飼い主2人を救う(英)
TechinsightJapan / 2021年6月16日 6時0分
英キングストン・アポン・ハルの2階建て集合住宅で今月12日、漏電による火災が発生した。当時、就寝中だった父と娘は飼い犬のけたたましい鳴き声により危機一髪のところを脱出し、命を救われた。『Hull Live』『Metro』などが伝えている。
今月12日未明、英東部キングストン・アポン・ハルの集合住宅で火事があり、2階に寝ていた父娘が火傷を負って病院に搬送された。2人の命が救われたのは、この家に住むメスの小型犬で日本原産の狆(ちん)とテリアのミックス、“ミッドナイト(Midnight、5)”の活躍があってのことだった。
その日、火の手が上がっているのに気付いたミッドナイトはとにかく激しく吠えることで飼い主の男性に危険を知らせた。男性は火元だった2階の居間で寝ており、目を覚ました時は炎が目の前まで迫っていたという。
男性とは別に暮らす娘がこのほどインタビューに応じ、ミッドナイトの活躍や事故当時の様子を次のように語った。
「ミッドナイトの声で目覚めた時、炎は父に燃え移る寸前だったようです。火の回りが早く、父は階段で1階に降りることができず、2階の裏窓を叩き割って外に出ました。そして『あと30秒遅かったら、意識を失っていただろう』と話していました。」
「それだけではありません。父を起こしたミッドナイトはその後、2階の寝室で寝ていた妹の部屋に行くと、顔のすぐそばでギャンギャン吠えたのです。妹は眠りについたばかりだったようですが、ミッドナイトのおかげで目を覚まし、無事避難することができたのです。」
「小さな体のミッドナイトですが、目一杯吠えることで危険を知らせて2人を救ったのです!」
なおこの火事で男性は煙を吸引して気道に熱傷を負い、集中治療室で薬による昏睡状態に置かれた。現在も入院中だが容体は安定しており、娘も軽い火傷で済んだという。ただ父娘が住んでいた部屋とその両隣は今も住める状態ではなく、一家はヒーロー犬のミッドナイトを除いてほとんど全ての物を失ったようだ。
ちなみに昨年11月にはロシアのホスピスで、妊娠中の犬が火事を知らせて4人の命を救った。犬は酷い火傷を負ったものの、お腹の赤ちゃんは無事だった。
画像は『Hull Live 2021年6月14日付「Tiny dog with the loudest bark saved two lives in horror flat fire」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
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