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韓国で定着しつつある自発的な「ペット犬の献血」文化

KOREA WAVE / 2024年4月6日 11時0分

一山(イルサン)にある動物病院=読者提供(c)MONEYTODAY

【KOREA WAVE】韓国で最近、ペット犬が増加し、犬の輸血用血液にも関心度が高くなった。過去の供血犬が劣悪な環境で飼育され、血液の90%以上を供給したが、今は自発的なペット犬献血文化が定着している。

韓国献血犬協会によると、国内に登録された献血犬は約1000匹だ。これまで動物病院は、韓国動物血液銀行から供血犬の血液を購入して供給してきた。供血犬とは、ただ輸血のためだけに飼われる犬のことをいう。韓国国内では300~400頭程度と把握されている。

チャウチャウ犬「テディ」の飼い主のチェ・アルムさんは、供血犬を救うため、2年前からテディと献血を始めた。彼女は「供血犬というものが必要なくなれば、供血犬が消えるのではないか。自発的な奉仕を通じて犬を保護したかった」と話した。

現在、協会と連携した動物病院は全国に20カ所ほどだ。病院に到着すればダニ、心臓糸状虫などウイルスの病気がないか血液検査をする。貧血数値、血小板数などの精密検査もする。健康に異常がない場合は献血することができる。

(c)MONEYTODAY

献血犬が検査中にストレスを受けたり怖がったりすると、検査は直ちに中断される。チェ氏は「何よりも安全が最優先だが、むしろストレスを与えると問題になる。犬が極度に興奮したり吠えたりする時はそのまま止める」と話した。

献血できる犬の条件は2歳以上8歳以下、体重25㎏などだ。血液関連の病気をはじめ、輸血を受けた履歴もあってはならない。中性化手術をして6カ月が過ぎた時に可能だ。心臓糸状虫の予防と駆虫など定期的な予防接種もしなければならない。

定期献血は3~6カ月、あるいは1年周期で可能だ。普通、足の血管で300~350mlを採血し、体の状態によって首の経脈から献血することもある。献血犬が一度献血をすれば、小型犬2~4匹の命を救うことができる。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News

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