【海外発!Breaking News】壊死、異臭、変形、嗅覚の消失…手術で30人以上の鼻を台無しにした形成外科医、警察が調査開始(ブラジル)<動画あり>
TechinsightJapan / 2021年11月11日 5時0分
ブラジルの形成外科医が、少なくとも30人の元患者から「手術により鼻を台無しにされた」と訴えられ、警察とサンパウロ州医事当局が調査を開始したことが明らかになった。『G1』『The Daily Star』などが元患者の数人の写真とともに伝えている。
「不徳義な治療に大金を費やし、鼻が変形してしまった」と少なくとも約30人の元患者が訴えているのは、ブラジルの鼻形成術の専門医アラン・ランデッカー氏だ。
元患者の1人で弁護士のマリリア・フランクさん(Marilia Frank)は「今年の5月に手術をしました。ランデッカー氏が最後のドレッシング材を外した時、彼は私の鼻の軟骨が腐り、骨が折れ、鼻が曲がっているのを知りつつも、私に痛み止めを渡して帰宅させたのです」と語ると、このように続けた。
「ランデッカー氏に私の壊死した鼻を再度手術するように説得したのは、感染症の専門医でした。しかしランデッカー氏は壊死組織を全て切除せず、感染症は私の顔全体に及んだのです。私はその後、耳鼻科で鼻柱の再建手術を受けましたが、あと2回手術が必要だと言われています。」
「私は正義を求めます。ランデッカー氏は2か月かけて私の鼻を滅茶苦茶にしたのです。彼は患者に感染症を患わせ儲けているのです。」
昨年9月に手術を受けたという2人目のヴェラルディーノ・デ・フレイタス・ジュニアさん(Veraldino de Freitas Junior、35)は、これまでに約610万円(4万ポンド)を費やしたものの、あと3回の手術が必要だという。
ヴェラルディーノさんは「手術後の鼻の腫れは引くことがなく、日にちが経つにつれて鼻から異臭が漂うようになりました。それは周りにいる人にも分かるような耐えられない悪臭でした。そして15日目、手術の傷口がパックリ開いてしまったのです」と悪夢のような経験を語り、「これまでの精神的打撃は計り知れません」と肩を落とした。
3人目はポーラ・オリヴェイラさん(Paula Oliveira、38)で、手術後に嗅覚を失ってしまったという。
ポーラさんは「うつ状態から回復しかけている時に手術を受けました。ブラジルで最高の医師だと聞いて約104万円(5万ブラジル・レアル)を支払ったのに、彼が私に与えたのは手術前よりも酷い鼻。手術後は別の国に行って仕事をする予定でしたが、私の人生はあの日を境に止まったままです」と語る。
4人目は39歳の女性実業家(名前は明かされず)で、手術後は鼻柱に穴が開いてしまったという。女性は「ほんの少しだけ鼻を修正したいと思って受けた手術なのに、日々のケアが欠かせない状態になってしまいました」と述べると、「ランデッカー氏は違法な治療を行っていた」と憤りこう続けた。
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