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【海外発!Breaking News】稀な疾患「脂肪腫性巨大症」により足のつま先が巨大化した乳児(印)

TechinsightJapan / 2021年11月18日 5時0分

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世界にはほとんどの人に認知されていない稀な病気を抱えている人が存在する。このほどインドで、つま先がみるみる巨大化してしまった乳児の症例が医学専門誌に掲載され多くの関心を集めている。『The Mirror』などが伝えた。

先月23日、アメリカに拠点を置くオープンアクセス医学専門誌『Cureus』に、インドで生まれた生後8か月の女児の巨大化した足についての症例が報告された。症例によると、女児は誕生して数日経った頃から足の指だけが異常な早さで成長しだしたため、心配した両親によって病院に連れて来られて検査を受けることになったという。

その結果、女児は「脂肪腫性巨大症」と診断された。症例報告によると、この病気の特徴は主に線維脂肪組織の異常な増殖による局所的な(四肢先端など)巨大症を発症する稀な先天性の疾患とのことだ。そのため女児は両足のつま先を含む足半分が巨大化してしまったのだ。

女児はつま先が巨大化している以外は健康で他に病気などもなく、さらには出生前の超音波検査でも足に異常は見られなかったそうだ。また女児の母親は自然妊娠により彼女を妊娠出産しており、家族に女児と同様の疾患や似たような病歴を持つ人も見当たらなかったという。

女児は全10本の足の指が巨大化していることで、指全体が扇状に広がって成長し、X線検査では骨まで異常に成長していることが確認されている。今回の女児のように足の全ての指が巨大化している例はこれまでなかったため特有の症例とのことだ。

そのため研究者らは、症例のデータ不足により女児に対して最前な治療法が今のところ不明だとしている。しかしながら今後、女児がある程度まで成長した時には外科的な治療が必要で、彼女の健康を損なわないように細心の注意を払いながら足の外観を改善する手術が必要になるとみているそうだ。

画像は『The Mirror 2021年11月16日付「Baby girl born with rare disorder which causes feet to grow unusually large」(Image: Cureus)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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