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上院議員の選出規則を制定(タイ)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年2月29日 0時15分

タイの上院議員(定数250)の選出規則が2月15日の官報に掲載された。

現在の上院議員は国家平和秩序協議会(NCPO)によって任命されており、2024年5月11日までが任期となっている。新たに選挙管理委員会(EC)が制定した上院議員選出規則によると、今後の定数は200となる。また、多様性を重んじて、行政や教育、公衆衛生などの従事者や女性のほか、少数民族などの代表者も含む20の分野(注)からそれぞれ10人が選出される。

選挙は郡、県、国の3段階で実施され、各段階で候補者が互いに投票する形式を採用する。まず、各郡で候補者を募り、候補者の中で互いに投票して、各分野の上位3人を選出する(候補者以外の一般人は投票できない。県、国段階でも同様)。各県では、各郡から選出された候補者が互いに投票し、各分野の上位2人を選出する。最後に、各県で選出された候補者が互いに投票し、各分野の上位10人を選出することで定数の200人を選出することになる。

郡、県、国での選挙日は、上院選挙に関する勅令が施行されてから5日以内に公表される。具体的には、立候補手続きは勅令が施行されてから15日以内に開始される。また、立候補手続きの期限から20日以内に郡レベルの選挙が実施され、同レベル選出から7日以内に県レベルの選挙が実施される。最後に県レベルの選挙から10日以内に全国レベルの選挙が実施されることとなる。

(注)20の分野は(1)行政(国家公務員)、(2)司法・公安(裁判官・警察官など)、(3)教育(教師・研究者など)、(4)公衆衛生(医師・看護師など)、(5)農業従事者、(6)林業、漁業、畜産業従事者、(7)民間企業の従業員、(8)環境、都市計画の専門家、(9)中小企業の従事者、(10)(9)に分類されない企業の従事者、(11)観光・ホスピタリティー分野の起業家、(12)工業の専門家、(13)科学、技術、ITの専門家、(14)女性、(15)高齢者、障害者、少数民族などの代表者、(16)芸術、文化、スポーツ、(17)市民団体、慈善団体、(18)マスコミ、(19)フリーランス、(20)その他(上記以外の分野で専門性のある者)

(ピンラウィー・シリサップ、藤田豊)

(タイ)

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