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2023年EV登録台数が過去最高、前年比5割増の150万台超(インド)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年2月29日 0時0分

添付資料PDFファイル(264 KB)

インドの2023年の電気自動車(EV)新規国内登録台数は、前年の5割増となる153万1,742台〔インド道路交通・高速道路省の統計サイト(VAHAN)から、2024年2月20日時点〕に達し、過去最高を記録した。内訳は、二輪車が85万9,990台(前年の37%増)、三輪車が58万3,461台(同72%増)、四輪車以上が8万8,291台(同2.18倍)となった(添付資料図1参照)。

2023年のEV二輪車のメーカー別登録台数をみると、上位3社は、オラ・エレクトリックが26万7,067台、TVSが16万6,543台、エイサー・エナジーが10万4,669台だった。これに、バジャジが7万1,917台、アンペア(グリーブズを含む)が6万6,956台、オキナワが3万1,617台、ヒーロー・エレクトリックが2万9,963台で続く(添付資料表1参照)。

EV三輪車のメーカー別登録台数をみると、上位3社は、マヒンドラ&マヒンドラが5万4,628台、YCエレクトリックが4万789台、サエラ・エレクトリックが2万9,323台となった。これに、ディリ・エレクトリックが2万5,069台、イタリアのピアジオが2万1,023台、ミニ・メトロEVが1万5,961台、チャンピオン・ポリ・プラストが1万4,877台で続く。日系のテラモーターズは8,809台だった(添付資料表2参照)。三輪車では統計上、3つのセグメントの中で最も多い496社がEVメーカーとして登録されており、生産台数の少ない小規模のベンチャーなどを含め、多数の企業が厳しいシェア争いをしているとの見方ができる。

EV四輪車以上のメーカー別登録台数をみると、首位の地場タタ・モーターズが6万3,019台と圧倒的に多く、それに中国の上海汽車(SAIC)傘下MGモーターが9,509台、地場マヒンドラ&マヒンドラが4,618台、中国のEV大手BYDが2,272台、欧州の自動車大手ステランティス傘下のPCAが1,949台、韓国の現代自動車が1,606台、ドイツのBMWが1,307台と続いた(添付資料表3参照)。

いずれのセグメントも伸びており、インド自動車市場の規模からするとEV市場の拡大の余地はあるが、今後の伸び幅は未知数だ(2023年6月26日地域・分析レポート参照)。電池セル生産のインド国内での進展や、中央政府のEVへの補助金給付がカギとみられる。

(浜崎翔太)

(インド)

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